水を得たマルケス、1年ぶりの表彰台獲得「雨を活かすことができた!」MotoGP日本GP善戦も残りシーズンは厳しめ?

 

 モビリティリゾートもてぎで開催されたMotoGP第14戦日本GP。MotoGPクラスの決勝はスタート直前から降り始めた雨が強まったことで赤旗途中終了となったが、プラマックのホルヘ・マルティンが優勝。2位にドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤが入り、3位をレプソル・ホンダのマルク・マルケスが掴んだ。 マルケスとしては、昨年のオーストラリアGP以来の表彰台獲得。今季のホンダ勢はマシンパフォーマンスの面で苦戦を強いられてきたが、今回はウエットコンディションを十分に活かすことができたと彼は考えを示した。 決勝日となった10月1日(日)は朝から曇が続き、MotoGPクラスの決勝セレモニー中に雨粒がサーキットを濡らし始めた。 各ライダーはスリックタイヤを履いてスタートを迎えたものの、雨脚は強まることとなった。レースコントロールからウエットタイヤを装着したマシンへの乗り換えが許可される“フラッグ・トゥ・フラッグ”が提示されたことで、オープニングラップ終了と共にほとんどのライダーがピットで乗り換えを行なった。 マルケスもここでウエットタイヤ装着のマシンに乗り換えたひとり。ピットアウト直後はアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)と先頭争いを繰り広げた。 マルケスは一時後退するもその後巻き返し、12周目にはマルコ・ベッツェッキ(VR46)を抜き去り3番手に浮上し、2番手を走ったバニャイヤを追った。ただ、豪雨によりレースはここで赤旗中断。レースは一度再開に向けて動き出すも、悪天候により途中終了が宣言された。 これによりマルケスの3位表彰台が確定。波乱の展開をチャンスに変え、好結果をホンダの母国GPで収めることができた。「もちろん、これは重要な表彰台だし、シーズンを通して僕らはこれを求めていた。少し遅くなったけどホームサーキットで、シチュエーションやウェットコンディションを活かすことができたよ」 レース後、マルケスはそう振り返る。「僕は最善の方法でレースをマネジメントしようとしたし、1周目にタイヤ(ウエットタイヤを履いたバイク)に変えた時には、長いレースになると分かっていた」「レース中は色々な瞬間があって、最初は少し苦労していたけど、タイヤをマネジメントしようと試みた。コースが本格的なウエットコンディションになってからは、アタックし始めて、より速く走った。でも今回は(トップ)ふたりのレースだった。チャンピオンシップを争う中でリスクを取ることは簡単じゃないけど、僕らは表彰台を楽しんだよ」 …読み続ける

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