ドゥカティ、15年ぶり王座で『ロッシ負の遺産』からついに脱却「”信頼”を再確立するのは容易ではなかった」

 

 MotoGP2022年シーズンでドゥカティは、フランチェスコ・バニャイヤと共にケーシー・ストーナー以来15年ぶりとなるMotoGPクラスのチャンピオンを獲得した。
 バニャイヤは今シーズン序盤こそ苦戦し大きくポイント差をつけられていたが、最終的には7勝を挙げる活躍を見せて終盤に逆転。最終戦バレンシアGPでチャンピオンに輝いた。
 ドゥカティにとってライダーズタイトルの獲得はこれが2回目。2007年のストーナー以来のことだ。バニャイヤとしても、師匠であるバレンティーノ・ロッシが2011~2012年にかけて達成できなかったイタリア人&イタリアメーカーの勝利という偉業も成し遂げたことになる。
 ドゥカティとしても長らく手が届いていなかった王座を獲得できたことを非常に喜んでいる。特に、スポーティングディレクターを務めているパオロ・チアバッティはこれまでの道のりを振り返ると、ロッシ時代からの“傷跡”もあり、楽なものではなかったと話した。
「私個人としても、ドゥカティに来た時のは2013年にアウディによる買収から数ヵ月後で、いろいろ変化があった」
 Autosport/motorsport.comの独占取材に応えたチアバッティは、VR46アカデミーの生徒であるバニャイヤのタイトル獲得について聞かれると、そう語りだした。
「大きな変化はフィリッポ・プレツィオージがバレンティーノとドゥカティの困難な2年間を経て離脱を決めたことだった。彼らのパートナーシップは、期待されたような結果をもたらせなかったんだ」
「このことは、組織に様々なレベルで大きな傷跡を残していた」

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