コース縁石とタイヤ問題、急な変更にサインツJr.は「安全性のことは必要」としつつもドライバー側との協力無しに不満
10月6日から開幕したF1カタールGPでは、初日にタイヤに問題が発生したため、2日目からトラックリミットの変更などが急遽行なわれることになった。ただ、この急な決定にはドライバー組合が関わっていないため、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)はそこを疑問視している。 初日の走行終了後、タイヤを供給するピレリは長い周回数を走行したタイヤのトップコンパウンドとカーカスコードの間のサイドウォールに、小さいながらも剥離が生じていたことを確認した。 これはルサイル・インターナショナル・サーキットのターン12〜14の高速セクションで、タイヤに高い負荷がかかった中でピラミッド状の縁石を踏んだことで生じたと疑われていた。 そしてFIAは2日目を前にコースの一部変更を決定。当該の縁石を踏まないよう、ターン12〜14のトラックリミットを示す白線が変更され、ドライバーの慣熟のため、スプリント・シュートアウトの前に10分間の走行時間が設けられた。さらにスプリント後の状況次第では、日曜日の決勝レースでは3ストップを義務付ける可能性も立てられるなど、対処が進められた。 こうした決定は、プレスリリースによってメディアに伝えられるその直前に、FIAから各チームへと伝えられた。ただチームスタッフやドライバーはホテルにいるか、サーキットへの移動中だったため、多くのドライバーはチームから知らされる前に、メディアの報道やドライバー同士のコミュニケーションからそのことを知った。 サインツJr.も報道によって状況を知ったドライバーのひとりだが、彼は2021年の前大会時に発生したタイヤ問題から、主催者が何も学んでいなかったように見えると不満を示している。「安全性のためなら、それはやらなくちゃならない」と、サインツJr.は変更について語る。 …読み続ける
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