平川亮がマクラーレンF1で初のテストドライブ「初めてF1マシンを運転できて光栄」
10月12日、F1世界選手権に参戦するマクラーレンF1チームがSNSを通して、2024年から同チームのリザーブドライバーを務めることになった平川亮がF1初ドライブを行ったことを明らかにした。
これまで国内の全日本スーパーフォーミュラ選手権やスーパーGTで活躍をみせてきた平川は、昨季2022年から世界選手権となるWEC世界耐久選手権にTOYOTA GAZOO Racingから参戦を開始すると、ル・マン優勝を含むシリーズ2勝を挙げてタイトルを獲得している実力派ドライバーだ。迎えた今季2023年は同じくWECとスーパーフォーミュラの2カテゴリーに参戦を続け、WECでは第6戦富士終了時点でランキングトップに立っている。
そんな平川にとってビッグニュースとも言えるのが、9月22日に発表されたマクラーレンF1のドライバー育成プログラムへの加入と、2024年からのF1リザーブドライバー就任だろう。この報道は国内でも注目を集め、9月に行われたF1日本GPでは“モリゾウ”ことトヨタ自動車の豊田章男会長とともに鈴鹿サーキットを訪れ、パパイヤオレンジのウェア姿を披露している。
すでにマクラーレン・テクノロジーセンターでシミュレーターを使用したテストドライブを行っていることも明らかにしている平川だが、まだF1マシンの実車をドライブしていなかった。しかし10月12日、マクラーレンF1はSNSを更新するかたちで平川のF1初ドライブをスペインのバルセロナ・サーキットで実施したことを明らかにした。
投稿には3枚の写真も添付され、マクラーレンのロゴが付けられた黒いカーボンヘルメットを被る平川がF1マシンのコックピットに座っていることおよび、2023年用のレーシングスーツには平川の名が入れられている。なお、テスト車両はレギュレーションで現行マシンを使用することができないため、2021年型のMCL35Mと推測される。
そして平川はテストドライブ終了後に自身のSNSを更新し、「マクラーレンで初めてF1マシンを運転できることを光栄に思います。このような機会をいただき、ありがとうございました」と綴った。初のF1テストドライブを行い、世界へ羽ばたく平川の挑戦から目が離せない。
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