F1メキシコシティGPが現地10月27日から開幕を迎えるが、セルジオ・ペレス（レッドブル）は前戦アメリカGPでは示せなかったシミュレータ作業の成果をここで示したいと語っている。　ペレスはここ数戦特に調子を落としており、チームメイトのマックス・フェルスタッペンに匹敵するような走りを見せられていない。そのことが来季の去就に関する噂にも影響を及ぼしている。　もちろんペレスも改善を目指しており、カタールGP後にはエンジニアと共に徹底してシミュレータ作業にあたったという。ただカタールGP後に行なわれたアメリカGPではスプリントレースフォーマットだったため、その成果を出しきれなかったと考えており、今週末の母国戦メキシコシティGPでシミュレータ作業の成果を示したいと語った。「僕らは時に素晴らしいペースを示していたと思う」　アメリカGPのレースについて、ペレスはそう語る。「ハードタイヤでのペースは、さらに前へ進んでいく上で十分ではなかったかもしれない。つまり、まだ僕らには改善の余地があった。でも（アメリカGPの）レースウィークは1回しかプラクティスがなかったことで、マシンバランスではかなりの妥協を強いられたことも確かだ」「これはスプリントフォーマットの週で起こってくることだ。間違った方向か正しい方向に進むのかどちらかだけど、僕はずっと良くなることを期待している」　ペレスはシミュレータ作業の効果について訊かれると、さらにこう続けた。「ああ、僕らはいくつか非常に良い進歩があったと思う。どれだけ妥協したかということを考慮してもね」「マシンにはかなりのパフォーマンスが残っていたと思うし、次のメキシコではそれを証明できることを期待している」「レースをフルに走って、さらにポテンシャルがあるのを確認できるのは良いことだよ」 …読み続ける