角田裕毅、接触で入賞逃がす「タイヤを考えて、できるだけ早く抜きたかった」2件で審議も両者に処罰なし/F1第20戦
2023年F1メキシコシティGP(メキシコGP)決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は、18番グリッドから12位という結果だった。
スタートで15番手に上がり、14番手を走行し続けた後、1回目のタイヤ交換を9周目に行い、いったん最後尾に。レース後半、ポイント圏内まで上がっていたところで、赤旗中断。8番手からのリスタートでポジションを守り、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)と7番手をめぐって戦った。その際にターン2とターン1で接触が起き、角田はスピンからコースオフを喫し、後退した。スチュワードは、2件の接触について調査を行った結果、どちらかかのドライバーに全面的あるいは大部分の責任があるわけではないと判断し、ペナルティを科さないことを決めた。
接触により16番手に落ちた角田だが、他車のリタイアや後退などもあり、12番手まで順位を上げてフィニッシュした。
チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは、角田のレースについて、次のように振り返った。
「全体的に(2台の結果に)チームとして複雑な感情を抱いている」
「裕毅はグリッド後方からのスタートだったために、楽ではなかったが、順調にポジションを上げていった。レース中盤にセーフティカーが出動したが、少しギャンブルをして、ステイアウトした。赤旗になると思ったからで、実際そうなった」
「パワーユニット・ペナルティを受ける関係で、新品タイヤを余分に持っていたため、彼は、挽回を図れる完璧なポジションにいたことになる。ハードタイヤでスタートした後、残念ながら彼は、ピアストリをオーバーテイクしようと試みるなかで、少し躍起になっていた。我々の方が速かったので、レースの終わりまでには彼らを抜くことができただろう。だが、オスカーと裕毅は接触し、裕毅はスピンし、コースオフした」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
決勝=12位(71周/71周)
18番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
ポイントを獲得したチームとダニエル(・リカルド)におめでとうと言いたいです。
マシンのペースが予想どおり良かったので、ピアストリとのインシデントはとても残念です。
ハードコンパウンドでのスティントには満足しています。そのおかげで8番手を走ることができました。強力なスティントで、マシンが優れていることが証明されました。他のマシンの後ろについていくことが難しく、その後、タイヤがだめになり始めると感じたので、できるだけ早くオーバーテイクしたいと思いました。
後方に落ちることになってしまい、このインシデントについて心から謝罪します。
このトラックは僕たちのマシンによく合っていました。低速コーナーを備えたブラジルでも、同じポテンシャルとチャンスがあることを願っています。シーズン残りのレースではトップ10争いができることを期待しています。
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