MotoGP第17戦タイGPは、アレイシ・エスパルガロ（アプリリア）にとっては”熱”によって非常に厳しいレースになっていたという。　エスパルガロはタイGP決勝では序盤に表彰台を争ったあとは、4位集団でマルク・マルケス（レプソル・ホンダ）達とバトルを繰り広げた。　最終的に5番手フィニッシュを果たしたエスパルガロだったが、タイヤの内圧で今季2回目の規定違反が判明したため、3秒のタイム加算ペナルティが科され、8位に降着した。　エスパルガロは今回のレース終盤には呼吸がしづらくなってしまっており、パニックになっていたという。これはバイクの発する熱のせいであり、チームメイトのマーベリック・ビニャーレスのリタイアもこの点に起因している。「ああ、厳しいレースだった」とエスパルガロは言う。「ほんとに、息ができなかったんだ。人生の中でも最もハードなレースだった。最後の3周は息をしようとしてもできなくて、パニックになってしまっていた」「そのせいで本当に、本当に心配していたんだ。ピットに戻って来たときには、呼吸できなくて死ぬんじゃないかと思っていた」「集中を保つということにおいて、本当にタフなレースだった。ただ今回のレースはチャンピオンシップを表しているようなレースだったと思う」「5番手でフィニッシュして、僕の前にいた4人のライダー達は今年僕よりも速さがあるし、ウチよりも良いバイクに乗っている。それは確かだ」「だから僕にとっては、今日のレースは今年のチャンピオンシップを表すモノだと感じられたんだ」 …読み続ける