ハミルトンが2位&ファステスト「リタイア、失格と辛い時期を過ごしたが、ようやく立ち直れた」メルセデス/F1第20戦
2023年F1メキシコシティGP(メキシコGP)決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは6番グリッドから2位を獲得した。現在ドライバーズランキング3位のハミルトンは、2位のセルジオ・ペレス(レッドブル)との差を20ポイントにまで縮めた。
ペレスがスタート直後にリタイアした後、ハミルトンはダニエル・リカルド(アルファタウリ)を抜き、赤旗時点で3番手に。トップ4のなかで唯一、ユーズドのミディアムタイヤで長い最終スティントに臨み、終盤のペースの落ちが懸念されたが、シャルル・ルクレール(フェラーリ)を抜いて2番手に上がり、首位を行くマックス・フェルスタッペン(レッドブル)には逃げられたものの、ルクレールとの間に大きなギャップを築き、最終ラップにはファステストラップを記録する余裕も見せた。
ラッセルも、最終スティントにユーズド・ミディアムを選択し、7番手からスタート。5番手を走行するが、ランド・ノリス(マクラーレン)に抜かれて6位に。終盤は、タイヤに苦しみ、7番手のリカルドに0.550秒差まで詰め寄られた。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=2位(71周/71周)
6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム
6番グリッドスタートだったことを考えれば、素晴らしい結果だ。チームにとってとても良い一日になった。皆で懸命にプッシュした。チーム全員の仕事を誇りに思う。
この2週間は(リタイア、失格と)厳しい時期が続いていたけれど、ようやく立ち直ることができてうれしい。
今日はマシンの感触がかなり良くなり、強力なペースを発揮することができた。今日のレースでは、マシンバランスとタイヤマネジメントが重要だった。うまくやることができたと思う。
今週末は、セットアップを改善し、正しく実行するため、深く掘り下げて作業に取り組んだ。今日のリザルトは、これを達成するためにチームの全員でどれだけ懸命に取り組んだかの表れだ。
次のブラジルが待ちきれない。次もマシンが強力なペースを発揮してくれるといいね。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=6位(71周/71周)
8番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム
今日はマシンの感触がとても良く、ペースもあったので、今週末からポジティブな要素を見つけることができたといえる。
カルロス(・サインツ/フェラーリ)をオーバーテイクしたくてすぐ後ろを走り続け、ブレーキがオーバーヒートした。最後まで走り切れるかどうか心配したよ。それでペースを抑えなければならず、タイヤの温度を失い、その後、タイヤを正しいウインドウに戻すことができなかった。終盤20周は氷の上を走っているような感じだったので、なんとか6位でフィニッシュできてうれしい。
今回も厳しい週末だった。それでもマシンのパフォーマンスは良かったと思う。クリーンな週末を過ごし、一貫性を示すことさえできれば問題ないんだ。僕たちならそれができると思っている。
ブラジルが楽しみだよ。次も良いペースを発揮して、表彰台争いができる位置にいられるといいね。
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