2023年F1第20戦メキシコシティGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)
2023年F1第20戦メキシコシティGPの決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ランド・ノリス(マクラーレン)だ。
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=5位(71周/71周)
とてもいいレースだった。スタートからフィニッシュまで、すごくいいペースで走れたし、みんなと違う戦略も完璧に機能した。僕らにとって最高の一日だったね。レースペース、オーバーテイク、レースマネジメントという点では、過去一番の日曜日のひとつだったかもしれない。昨日の状況からうまく立て直して、それを最大限に生かせた。このチームと自分のドライブに大満足だよ。
(レース後のインタビューで語り)14番手に落ちたところから5位まで上がり、その過程でジョージ(・ラッセル)、アレックス(アルボン)、ダニエル(・リカルド)と戦った。速くて賢いドライバーたちが相手だったんだ。彼らをすばやくオーバーテイクすることで、5番手まで上がることができた。
(どのオーバーテイクが一番楽しかったかと『Sky Sports F1』に聞かれ)ダニエルをオーバーテイクした時かな。彼は“レイトブレーキング王”だからね。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=4位(71周/71周)
長く厳しいレースだった。タイヤと温度を常に管理して走らなければならなかったんだ。今日のペースからして、僕たちは自分たちに可能な最大限の結果を出したと思う。
スタートは2度とも混乱が生じたけれど、うまく乗り切り、赤旗前に選択したとおり1ストップで、目指していた戦略を貫くことができた。
最終的にチームのためにたくさんポイントを稼ぐことができた。この後は、次のサンパウロでのスプリントの週末に集中するよ。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=3位(71周/71周)
トリッキーなレースだった。スタート直後、2台のレッドブルにはさまれて、ついてないことにチェコとの間に接触が起きた。僕のマシンはダメージを負い、チェコはリタイアしなければならなかった。
リスタート後には、ハードタイヤで苦しんだ。ミディアムタイヤを履いたルイス(・ハミルトン/メルセデス)はかなり強力で、ほとんどデグラデーションがなく、僕たちより上の順位を手に入れた。
望んでいた位置でフィニッシュすることはできなかったけれど、今日可能な最大限の結果をつかんだと思う。
(レース直後のインタビューの際に、ペレスのファンから激しいブーイングを受けて)すごいブーイングだ。みんな、正直言って、僕にはどこにも行き場がなかったんだ。レッドブル2台にはさまれてしまって、残念ながらチェコと当たってしまった。
僕のマシンはダメージを負って、チェコは残念ながらレースを終えなければならなかった。チェコのレースがあんな風に終わることになって、僕もがっかりしている。でも僕は故意にやったわけではない。行き場がなかったんだ。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=2位(71周/71周)
6番グリッドスタートだったことを考えれば、素晴らしい結果だ。チームにとってとても良い一日になった。皆で懸命にプッシュした。チーム全員の仕事を誇りに思う。
この2週間は(リタイア、失格と)厳しい時期が続いていたけれど、ようやく立ち直ることができてうれしい。
今日はマシンの感触がかなり良くなり、強力なペースを発揮することができた。今日のレースでは、マシンバランスとタイヤマネジメントが重要だった。うまくやることができたと思う。
今週末は、セットアップを改善し、正しく実行するため、深く掘り下げて作業に取り組んだ。今日のリザルトは、これを達成するためにチームの全員でどれだけ懸命に取り組んだかの表れだ。
次のブラジルが待ちきれない。次もマシンが強力なペースを発揮してくれるといいね。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=優勝(71周/71周)
今日はマシンのペースがとても良かった。皆とは違う戦略でいく計画を立てていた。でも赤旗が出たことで、その効果を示すことができなかった。それでも終盤、ハードタイヤで強さを発揮できたと思う。シーズン中に16回優勝するなんて、そんなことが可能だとは思ってもいなかった。信じられないようなシーズンだよ。
チェコがなぜレース序盤に攻めていったのか、僕には理解できる。メキシコは彼の母国だから、ホームレースで表彰台に上れたら、彼にとって素晴らしい結果になったことだろう。
観客がとどまってくれてよかったと思う。彼らは週末を通して素晴らしかった。いつもどおり、僕は歓迎されていると感じたよ。
今は、すでに次のレースのことを考えている。ブラジルで何ができるのかを見てみよう。
(レース後のインタビューで、ペレスの動きについて聞かれ)ここは彼のホームグランプリなのだから、気持ちは分かる。アウト側から回り込むという作戦を試してみたことは、十分理解できるよ。もちろん、後から映像を見ると、彼は少しスペースを残しておくことができたはずだと思う。でも一方で、あれがうまくいっていれば、素晴らしかっただろう。表彰台に上りたいという気持ちが大きかったのだと思う。ただ、残念ながら今回はうまくいかなかった。
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