ルクレール最速も「ロングランはかなり厳しい」サインツはフェラーリのアップグレードに好感触/F1第6戦金曜
2022年F1スペインGPの金曜、フェラーリのシャルル・ルクレールはフリー走行1=1番手/2=1番手、カルロス・サインツはフリー走行1=2番手/2=4番手だった。
フェラーリは、一日を振り返り、マシンにはシングルラップの速さはあるが、レースペースに関しては改善の余地があると述べている。
今回フェラーリはアップグレードとして、新しいリヤウイング、フロアの導入、DRSメカニズムの修正などを行った。
なお、金曜の時点でルクレール車にシーズン2基目のギヤボックスが投入されたことが発表された。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
フリー走行1=1番手(1分19秒828:ソフトタイヤ/27周)/2=1番手(1分19秒670:ソフトタイヤ/29周)
予選ランは悪くなさそうだが、レースペースとタイヤマネジメントに関してはまだ課題がある。ソフトコンパウンドを履いたスティントはミディアムでのスティントよりもいい感じだった。
冬のテストで前回ここに来た時とはコンディションがまるで異なるので、今夜最新のデータを分析し、コース上のパフォーマンスにおいてどの部分で改善できるのかを探る。
(ロングランについて聞かれ)ショートランでは強そうだけど、燃料をたくさん積んだ状態でのランはかなり厳しい。明日に向けてペースを見つけ出す必要がある。不安があると言いたくはないが、優先的に改善を図るべきなのは間違いなくその部分だ。今のところ僕たちはレースペースが強力ではない。
(タイヤについて聞かれ)予選の1ラップについては問題にはならないだろう。でも僕たちの場合、どういうわけか(ロングランでは)デグラデーションがかなり大きい。今の時点で説明がつかないけれど、理由を探し出して、改善のために努力する。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
フリー走行1=2番手(1分19秒907:ソフトタイヤ/27周)/2=4番手(1分19秒990:ソフトタイヤ/31周)
ポジティブだったFP1と比較してFP2は少しトリッキーだった。変更を施した後、タイヤとバランスに少し苦労したんだ。明日に向けてしっかり調べて、的確な調整を探し出す必要がある。データは豊富にあるので、より快適なセットアップを見つけられるはずだ。
暑さによってタイヤのデグラデーションがひどいようだ。それがレースで重要な要素となる可能性もあるので、この点にも注意を払っていく。
今日はグランドスタンドに大勢ファンが来てくれたことに感激した。たくさんの人たちが僕たちを応援してくれているのを見て、とてもうれしかった。彼らがもたらす良い雰囲気が、大きなモチベーションになっているよ!
(マシンアップグレードについて聞かれ)間違いなくポテンシャルがあると思う。マシンの挙動に多少変化が見られたから、良かったよ。アップグレードを持ち込むときには、実際の変化を感じたいものだから。
(アップグレードが)機能し、パフォーマンスを発揮しているのを確認できてうれしい。一方で、FP2に向けて正しいステップを踏めなかったために、少し遅くなってしまった。つまり、進むべき方向は、僕がFP1で持っていたフィーリングに戻すことだと思う。FP1の時の方が良かったからね。
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