「不公平」と言いつつリードを譲ったペレス、後にチームオーダーへの不満を否定「現実的にならなければ」F1第6戦決勝
2022年F1スペインGP決勝で、レッドブルのセルジオ・ペレスは2位を獲得、優勝したマックス・フェルスタッペンとともに1-2を飾った。
フェルスタッペンがミスでポジションを落とし、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がトラブルによってリタイアした後、ペレスは上位に浮上。レース後半にはトップを走行したが、チームは、より新しいタイヤで後方から追い上げてくるフェルスタッペンを前に出すようペレスに指示。ペレスは「すごく不公平だ。でも分かった」と答えてチームの指示に従った。ペレスは2番手に下がった後、メルセデスからファステストラップを奪うため、フレッシュタイヤに履き替え、目的を達成した。
ペレスはフィニッシュ後、チームに無線で「チームにとってうれしい結果だ。でも後で話をする必要がある」と言った。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=2位
5番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ミディアム→ソフト
素晴らしいリザルトだ。僕たちはコンストラクターズ選手権をいまやリードしている。もちろん僕は優勝したかった。でも現実的になる必要がある。チームのリザルトをうれしく思うよ。
つい感情的になって無線でフラストレーションを示した。でも、レースについていくつか理解するために、チームと話す必要があるのは当然のことだ。コース上を走っているときには、状況の全体像がつかめないことがある。だから、レースを理解するために物事の報告を行うのは普通のことだよ。
今のチームの勢いはこれ以上ないほど素晴らしい。最高のチームだよ。団結も固い。今日のレースは、チームオーダーに左右されたわけではない。僕のレースを大きく変えたのは、異なるタイヤ戦略を採ったことだ。結局はマックスの方がうまくいった。チームにとっても良いことだった。ふたりともジョージ(・ラッセル)を抜くことができたんだからね。
今日は優勝できた可能性があった。でも2ストップをうまく実行するのは難しく、3回ストップの方が優れた戦略だった。
でも強力なレースができたと思う。レースペースとマネジメントはとても良かったし、ミスをしなかったことも重要だった。今の勢いをモナコにつなげ、来週末も力を発揮したい。
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