ペレスがクラッシュも予選3番手「タイヤが冷えていた。チームにもサインツにも申し訳ない」レッドブル/F1第7戦
2022年F1モナコGPの土曜予選で、レッドブルのセルジオ・ペレスは3番手を獲得した。
予選Q3最初のランを終えた段階で、ペレスはフェラーリ2台に続く3番手。最後のアタックラップで逆転を目指し、プッシュしているなかで、ペレスはポルティエ・コーナーでコントロールを失い、リヤからコーナーアウト側のバリアにヒットしてストップ。すぐ後ろを走行していて避けられなかったカルロス・サインツがペレスのマシンにクラッシュし、コースを塞ぐ形で止まった。セッションは赤旗からそのまま終了となり、ペレスは3番手のまま予選を終えることになった。ペレスはメディカルセンターで予備的チェックを受け、身体的に問題がないことが確認されている。
なお、ペレスはFP3でジョージ・ラッセル(メルセデス)に対して不必要な進路妨害を行ったとして、スチュワードは正式な警告を行い、レッドブルには10,000ユーロ(約136万円)の罰金を科した。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 1番手(1分12秒476:ソフトタイヤ/27周)
予選 3番手(Q1=7番手1分13秒004:ソフトタイヤ/Q2=2番手1分11秒954:ソフトタイヤ/:Q3=3番手1分11秒629:ソフトタイヤ)
Q3での計測ラップが非常に重要であり、その前のアウトラップがそれ以上に重要であることは分かっていた。他のドライバーたちがデルタを尊重しておらず、僕は最終セクターでタイヤが冷えすぎてしまい、ターン1で危うくコントロールを失いそうになった。
その後、タイヤはグリップを取り戻し、熱が入っていくものと思っていたが、そうはならなかった。ああいうことが起きてしまって、本当に残念だ。
ターン8でラップタイムを失っていたが、何とかうまくやろうとして、かなり早めにスロットルを開けた。でもうまくいかなかった。こんな風に一日を終えることになって悔しい。それでもモナコで予選トップ3に入ることはできた。
チームにはとても申し訳なく思っている。(マシンを修復するために)長い夜になるだろう。明日挽回したいと思っているよ。
メディカルセンターに行って、予備的検査を受けたが、全く問題なかった。今は明日のレースを楽しみにしている。グリッドの有利な側だから、スタートでひとつかふたつポジションを上げたい。難しいレースになるだろうが、闘志に満ちている。明日はウエットコンディションになるかもしれないし、何が起きてもおかしくないよ。
(予選後の会見で語り)今日はタイヤ戦略、特に最後のセットでの戦略がうまくいかなかった。温度が上がっておらず、とてもピーキーだった。
予選ではずっとターン8で苦労していた。ああいうことが起きて残念だったし、カルロスにも、他の皆にも申し訳なく思う。でも、ここはモナコだ。
マシンのリヤはひどい状態に見える。そのうえ、カルロスからヒットされたので、ダメージは大きい。様子を見る必要があるけれど、明日には問題なくなると思う。
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