不調続きのモルビデリ、ついに復活の狼煙? カタルニア初日は好調「昔のようないい気分だった」
ヤマハのフランコ・モルビデリはMotoGP第9戦カタルニアGPの初日、久しぶりにトップ10以内で終え、かつての良いリズムを感じられていると喜びを示した。
モルビデリはペトロナス・ヤマハSRT時代の2020年に3勝をマークするなど素晴らしい活躍をしたものの、2021年は序盤に膝に怪我を負ったこともあり苦戦。2021年中盤以降はファクトリーチームに昇格したものの、2022年の今に至るまで、苦しい戦いが続いていた。
しかしカタルニアGP初日、モルビデリはFP1でセッションの大半をトップタイムで過ごし、最終的に3番手タイムをマーク。FP2でも10番手タイムを記録するなど、これまでの苦戦ぶりから考えると調子が上向いていた。
「ポジティブな初日だったよ」と、モルビデリは語った。
「今朝(FP1)は僕が最速の時があったし、午後はタイヤも色々試すことができた。最後にはタイヤのベストなコンビネーションもない中でトップ10に入り、暫定でQ2進出圏内に入ることができたんだから、ポジティブな1日だった」
「ライディングしている時に、僕の望んでいたフィーリングがあった。コース上では良いラップタイムと良いペースを刻めていたし、この方向で続けていければと思うよ」
モルビデリは今シーズン、トップ10フィニッシュは1度のみ。予選でも3列目以下という状況になっているが、FP1でトップタイムに浮上した際には笑顔になったという。
「いい感覚だったよ! 今朝、ストレートで僕の21番が(タイム表示の)一番上にあったのを見たときには、昔のようないい気分だった。もっとこうやっていきたいね」
なおカタルニアGP初日は、多くのライダーが路面の低グリップに悩まされていたことも、モルビデリの初日好結果と無関係ではない。ただそれでも、モルビデリは今のYZR-M1により適応できるようになったと感じられていると主張した。
「僕らは依然として、このバイクを以前僕がやっていたように活かすべく取り組んでいる。ちょっと違っているから、僕もその違いに慣れる必要がある。でも旧型よりも大きなポテンシャルがあるから、調整して適応しないとね」
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