Netflix、アメリカのF1テレビ放映権の入札に参加予定。Amazonや現保有者のESPNも名乗り
動画の配信サービスなどを行うアメリカの『Netflix』は、アメリカでのF1放映権の入札に参加する予定だ。『Business Insider』によると、テレビ放映権については『ESPN』、『NBCUniversal』、『Amazon』といった世界的なストリーミングプラットフォームが名乗りを上げているという。
アメリカではF1の人気が高まっているが、それはNetflixの人気ドキュメンタリー『Drive to Survive(邦題:栄光のグランプリ)』の成功に依るところが大きい。同シリーズはメディアグループの関心をかき立て、アメリカでのF1放映権の入札戦争につながる可能性がある。
F1の商業権保有者であるリバティ・メディアは、この権利契約から1億ドル(約133億円)を集めることを望んでいる。アメリカでは、2023年シーズンより新たにラスベガスがオースティンとマイアミとともにカレンダーに加わり、前例のない3戦が開催されるのだ。
ディズニー傘下の『ESPN』は2018年以来F1の放映権を保有しているが、Netflixはスポーツイベントの生中継の権利取得を避けてきた。しかし昨今の加入者の減少により、Netflixはその基盤に新たな収益源を見つけることを余儀なくされている。だが『ESPN』は、F1をチャンネルに留めておくことを決めており、一筋縄では引き下がることはない。
ESPNのプログラミング&アクイジョンディレクターを務めるジョン・サチェンスキーは、「我々は積極的に更新を求めている」と述べた。
「我々には業界では類のない配信パッケージとイベントでの存在感があると考えている。それにESPNのプラットフォームに戻った2018年以来の視聴者数と露出の増加は、我々が彼らのためにできることを反映している」
「これは相互に利益のある関係だ。当然ながら彼らは他の選択肢も検討している」
「我々はマイアミで彼らと大変充実した話し合いをし、定期的に連絡を取り合っている」
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