角田がパワーユニット交換でグリッド後方への降格が決定。ルクレールのPUは「修復不可能」もペナルティを回避/F1第9戦
F1第9戦カナダGP金曜、アルファタウリは角田裕毅のパワーユニットの7エレメントすべてに関して新品を投入、これによりシーズン中に使用できる数を超え、角田は決勝をグリッド後方からスタートすることが決まった。
FP1の時間帯にFIAは新しいパワーユニットエレメントを投入したマシンを発表、角田のパワーユニットの7エレメントすべてに関し新品が投入されたことが明らかになった。そのうちICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kのシーズン4基目を入れたことで、シーズン中に使用できる基数を超え、ペナルティを受けることとなった(エナジーストア2基目、コントロールエレクトロニクス2基目、エキゾーストシステム5基目については範囲内)。角田はグリッド後方からのスタートとなる。
一方、前戦アゼルバイジャンGPをパワーユニットのトラブルでリタイアしたシャルル・ルクレール(フェラーリ)は、すでにターボチャージャーが制限数に達したため、今回、交換によりペナルティを受けるのではないかと推測されていたが、金曜FP1時点では、ペナルティを回避している。ルクレールのパワーユニットには、ICEの3基目、MGU-Hの3基目、MGU-Kの3基目、コントロールエレクトロニクスの2基目が入れられたが、いずれもペナルティ対象にはならない。
フェラーリは、バクーでのトラブルの後、ルクレールのパワーユニットを調査した結果、「修復できない」状態だったと明かしている。
「調査により、シャルルのバクーでのPUは修復できないことが確認された」とフェラーリは金曜に述べている。
「故障に関して考えうるひとつの原因は、スペインで起きたPUトラブルの結果起きたということだ」
「我々は現在、パッケージ強化のための対策を進めており、状況はコントロールされている」
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