ノリス、”踏んだり蹴ったり”のF1カナダGPに意気消沈「アイスでも食べて、もう家に帰るよ……」

 

 第9戦F1カナダGPで大敗を喫したマクラーレンのランド・ノリスは、マシンの純粋なパフォーマンスが劣っていることが示されたと語っている。
 ノリスは予選Q2でパワーユニットにトラブルが発生。路面が乾き始めた中満足の行くラップを重ねられなかったことで、決勝レースは14番手からのスタートとなった。
 決勝レースでは、バーチャルセーフティカーに起因する「ダブルピットストップ」で問題が発生。先行していたことから先にピットへ入ったチームメイトのダニエル・リカルドのタイヤ交換が遅れたことで、ノリスはピットボックスの手前で”待ちぼうけ”を食らうこととなったのだ。
 これにより18番手に転落することとなったノリスは、さらにピットレーンでのスピード違反で5秒のタイムペナルティを科された。レース中では今季のマシン『MCL36』の弱点であるストレートスピードが露呈し順位を挽回することができず、結果は17台完走中15位となった。
 決勝レース後、ノリスは暗い面持ちでこう語った。
「今日は全て上手くいかなかった。ポジティブなことはあまりなかったよ」
「マシンがダメなんだ。強い時もあるんだけどね」
「金曜日の時点では、もう少し楽観的で決勝レースももっとやれると思っていた」
「でも、ウイリアムズの後ろに詰まった時、彼らがすごく速くてさ。多分ストレートだと彼らが一番速くて、僕らが一番遅いんじゃないかな」

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