アルピーヌ育成のピアストリ、F1フランスGPでFP1に参加か。すでにオーストリアとイギリスで走行テストを実施
アルピーヌは、オスカー・ピアストリを2023年に正式にグランプリデビューさせ、2年間ウイリアムズに貸し出すための準備を引き続き推し進めている。そして今後数日のうちに、これからシーズン末までのピアストリの活動が発表されるようだが、ウイリアムズとの契約発表が行われるのは、シーズン後半のことになると見られている。
チーム代表のオットマー・サフナウアーは、モントリオールで行われた第9戦カナダGPの終わりにメディアと話すなかで、その場ですぐ発表を行う誘惑に駆られた。チームの広報担当者に対しサフナウアーは、「オスカーについての発表はすぐ行われるのだから、今話してしまってはどうだろう?」と尋ねた。
広報担当者がスケジュール通りに進めたいという意志を示すと、サフナウアーは笑って言った。「わかった、君はその発表であっと言わせたいんだね。それなら君のスポットライトを奪うようなことはしないよ!」
ピアストリがアルピーヌで第10戦イギリスGPのフリー走行1回目を担当するのか尋ねられたサフナウアーは次のように説明した。
「いや、彼はシルバーストンには出ないが、その後すぐに走ることになるだろう」
レッドブルリンクで、ピアストリはすでに昨年のA521のテストを行ったのかという質問については、次のように認めた。
「そうだ。オスカーはレッドブルリンクとシルバーストンを含め、多くのコースで走行してきた。そのようにして引き続き走行距離を重ねていくだろう」
アルピーヌはイギリスGPで重要な空力アップグレード投入を予定していることから、チームはすべてのフリー走行セッションでアロンソとオコンを走行させることを決めた。金曜日にできる限りのデータを収集し、予選と決勝に向けふたりのために最適なセットアップを選択するためだ。
第11戦オーストリアGPではスプリントレースが行われるので、ピアストリを第12戦フランスGPのFP1セッションで走行させることが決定したようだ。ピアストリはこのコースをよく知っている。また、金曜朝のフランスGPの始まりにピットから出て、世界のトップドライバーたちと走行する感触をついに味わう瞬間に向けて準備をするため、昨年のA521のテストを間もなく同コースで行う予定がある。
サフナウアーは、ピアストリがシーズン末に向けて、ウイリアムズでも多くのFP1走行を行うといううわさについては認めなかった。うわさでは、ピアストリに馴染みのないシンガポール、鈴鹿、オースティン、メキシコ、ブラジルなどのコースで、アレクサンダー・アルボンのチームメイトとしての初F1シーズンに向けてより万端な準備を整えるために走行を行うと言われている。一方で、レッドブルが2023年末以降のアルボンの将来をどう決めるか待つことになるという。
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