角田裕毅がアルファタウリF1ポッドキャストに登場。FIA F3での苦労、日本GPへの期待を語る
アルファタウリF1の公式ポッドキャスト番組『タウリトーク・ウィズ・アルファタウリ』に角田裕毅が登場。ファンからの質問に答えるかたちで、ヨーロッパに渡った当初の苦労を明かした。
初回のピエール・ガスリーに続き、第2回目となるタウリトーク・ウィズ・アルファタウリに登場した角田。今回もTwitterのスペース上で直接ファンと対話し、「F1ドライバーで一緒にゲームをするなら誰?」や「好きなファッションブランドは?」といったバラエティに富んだ質問にひとつひとつ丁寧に回答していった。
そのなかで寄せられたのが、「アジア人やアメリカ人のドライバーがもっとF1にやって来るためにはどうすればいい?」という質問。これに対し角田は自らの経験を踏まえながら、ヨーロッパ以外のドライバーがF1まで上り詰めることの難しさについて語った。
「僕や周(冠宇/アルファロメオ)のように他の地域や大陸からのドライバーがもっと(F1に)入ってくるようになるのは素晴らしいことだと思いますし、アメリカ人ドライバーが来てくれたらと思います。でもヨーロッパの外で育ったドライバーがF1ドライバーになるのは非常に難しいことなんです」
「例えば僕がFIA F3に参戦していたとき、ほとんどのトラックはレースウイークに入って初めて走るコースだったんです。しかも1回だけのフリー走行を終えると、すぐに予選を迎えることになりました。これは簡単なことではないし、(ヨーロッパ出身の)他のドライバーはほとんどのコースで経験を積んできています」
2019年のFIA F3参戦をそう振り返った角田は、F1を目指す後輩にアドバイスをするように、アジア出身というハンディを乗り越えるために自らが心がけていたことを明かした。
「だから、フリー走行で完璧に順応し、そのまま予選で結果を残せるようにすることが大事になってきます。僕はレースウイークの前には他のドライバー以上に準備をするようにしていましたし、それは間違いなく素早い成長やシーズン中の進歩につながりました」
数々の苦難を乗り越え、ヨーロッパ生活も4年目を迎えた角田だが、今年10月には念願となるF1日本グランプリの開催も鈴鹿サーキットで予定されている。「友人や家族、お世話になった人たちを招待したい」という角田は、「日本のファンの前で鈴鹿を走れることは日本人ドライバーとしての僕の夢のひとつ」と4年ぶりの母国でのレースに期待を寄せた。
■ポッドキャスト『タウリトーク・ウィズ・アルファタウリ』のフル音声は下記から(英語)
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