フェルスタッペン、ハンガリーでの勝利を引き寄せた“超冷静”な戦略家を称賛「僕たちのチームには優秀な人材がたくさんいる」

 

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、夏休み前最後のレースであるF1ハンガリーGPでも勝利を収め、早くも今季8勝目をマーク。ライバルに対するリードを80点に拡大した。
 10番グリッドから逆転したこのハンガリーでの勝利は、レッドブルの戦略がうまく機能したことも大きかった。フェルスタッペンはレース前のレコノサンスラップでハードタイヤのグリップの無さを感じとっており、チームはこれを受けて急遽計画を変更し、ハードタイヤを使わない戦略を採用した。一方でフェラーリのシャルル・ルクレールは当初の予定通りにハードタイヤを使用したことでペースを落とし、最終的に6位フィニッシュ。まさに対照的な結果となった。
 ピットウォールで組み立てる戦略の重要性についてmotorsport.comに問われたフェルスタッペンは、「チャンピオンを狙いたいなら極めて重要」だとして、チームの戦略担当エンジニアのトップであるハンナ・シュミッツを引き合いに出して次のように語った。
「多くのミスを犯すことは許されない」
「もちろん常に良い方向に持っていくことは難しい。ただ僕たちのチームには優秀な人たちがたくさんいる」
「今日は、ストラテジストのハンナがとてつもなく冷静だった。彼女は本当に優秀なんだ」
 なおレースに敗れたフェラーリは、気温の低いコンディションでペースが上げられなかったため、仮に戦略ミスがなかったとしてもフェルスタッペンに勝つチャンスはなかったと主張している。現にカルロス・サインツJr.は、フェルスタッペン同様にハードタイヤを避ける戦略を採ったものの表彰台を逃している。
 しかしフェルスタッペンは、レッドブルがペース面でフェラーリを上回っているとは考えておらず、適切なタイミングで適切なタイヤを選択したことが勝利に繋がったと話した。
「僕たちのマシンは全体的には速いけど、今回のレースはフェラーリが本当に速かったし、彼らはハードタイヤを履くという間違った選択をしただけだ」
「僕たちはまだ調査するべきことがあるし、もっと良くできるところがある」
「レース自体はとても良かった。10番手からスタートして、今回のような(抜きにくい)コースで優勝できるのはもちろん良いことだ。でも分析するべきことは多い」
「もっとうまくできたことがいくつかある。ただもちろん、全体的には満足している」
 
 
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