マルケス弟はグレシーニで復活間違いない!? 今季好調のバスティアニーニがチームの素晴らしさ保証
アレックス・マルケスは2023年に現在所属するLCRホンダからグレシーニへと移籍するが、現グレシーニのエネア・バスティアニーニはマルケスがすぐにチームへ馴染むことができると考えている様子だ。
グレシーニはこれまでアプリリアと提携して同社のファクトリーチームとして最高峰クラスでのレースに挑んできた。しかし2022年からはドゥカティへ鞍替えを選択。環境が一変したにもかかわらず、エネア・バスティアニーニとファビオ・ディ・ジャンアントニオと共に実績を残してきた。
これまでの2022年前半戦でバスティアニーニは既に3勝をマーク。ポイントリーダーのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)に次ぐ勝利数で、今シーズンのトップコンテンダーのひとりとなっている。
ディ・ジャンアントニオもルーキーながら初ポールポジションを獲得するなど確実に速さを発揮するなど、グレシーニは現在チームとして非常に好調だ。
そして6月末にはアレックス・マルケスが2023年にディ・ジャンアントニオのチームメイトとして加入することが発表された。マルケスはここ最近は苦戦が続いているが、2019年Moto2王者であり、2020年にはルーキーながら表彰台も獲得しているなど、力あるライダーだ。
バスティアニーニは自身の後任となるマルケスに関して、新天地となるグレシーニで間違いなく適応できるはずだと考えを示し、強敵のひとりになるだろうと語った。
「グレシーニは家族的で、凄く良いチームなんだ」
バスティアニーニはGPOneに対しそう語っている。
「アレックスはすぐにでもグレシーニ、そしてバイクに適応することができると思うよ。だから来年、彼は侮れない存在になるだろうね」
「ここはとても良いチームなんだ。(グレシーニで)僕らは”真の”アレックス・マルケスを見られるだろう」
なおバスティアニーニは夏休み前の4レースでは調子を崩し、11ポイントの獲得に留まる結果だった。8月から始まる後半戦に向け、彼は休暇で十分に充電できたと意気込んでいる。
「モータースポーツでは浮き沈みがあるのは普通のことだ。重要なのは素早くそこから立ち直り、仕事に戻ることだ。僕もこの休暇で、バッテリーを再充電することができたよ」
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