角田裕毅「クリーンな週末を過ごせば入賞を狙える」コーナーやバンプでの新マシンの挙動にも関心/F1第15戦プレビュー
今週末の2022年F1第15戦オランダGPに向け、アルファタウリの角田裕毅は、ザントフォールトではクリーンな週末を過ごすことができればポイントを狙えると語った。
サマーブレイク明けの初戦、そしてこのオランダGPを含む3連戦の最初のレースでもあったベルギーGPでは、アルファタウリは2台ともにピットレーンスタートという厳しいスタートを強いられた。角田は13位と入賞には届かなかったが、週末を通して満足のいく走りができたと振り返った。
「休暇の後にレースに戻ることができてよかったです。少々まとまらないところがあった週末で、ピットレーンスタートになりましたが、3日間の自分の走行には全体的に満足できて、マシンからかなりいいペースを引き出すことができたのはポジティブなことでした」
一方のガスリーはスタート直前に電気系統のトラブルに見舞われ、一時はスタートできない可能性もあったが、なんとかスタートを切り9位入賞を果たした。ただガスリーは、「もっとパフォーマンスを引き出せる」という。
「ポイント獲得でチームの士気は上がるけれど、土壇場で問題が起きたので、彼らのために全力を尽くさなければならなかった」
「僕の100回目のグランプリ出走は、ピットレーンからだったんだ。そこから入賞圏内に戻れたのはすごいことだったよ。僕たちのマシンからはもっとパフォーマンスを引き出せるし、もちろん金曜日に作業をするつもりだ。クリーンなセッションにしたいね」
オランダGPの舞台となるザントフォールトについて、ガスリーはこのコースを気に入っているといい、昨年のようないい結果を出したいとコメントした。
「昨年のバクーは別として、ザントフォールトは僕にとって最高の週末だった。予選は4番手で、レースは2台のフェラーリより上の4位でフィニッシュした。とても複雑なトラックレイアウトで行われたグランプリだったから、結果には本当に満足だった」
「このコースが気に入っている。ドライブするのが難しく、多くの挑戦がある。バンクのある少し昔風のコースだ。ミスをすることはできない場所だよ。モナコとはかなり違うが、スタイルは同じだ。ターマックのランオフエリアはないので、ミスをしたら、グラベルかウォールにまっしぐらということになる。それにコーナーも変わっているんだ」
「今年のマシンは大きく違うから、昨シーズンのレースで学んだことのすべてを使って、またいい結果を出したいと願っている。さらにポイントを獲得して、トリプルヘッダー最終戦のモンツァにはポジティブな気分で向かいたい」
角田は昨年のオランダGPをリタイアで終えている。だが、今ではマシンの理解が進みパフォーマンスの引き出し方もわかっているといい、クリーンな週末を過ごすことができればポイントを狙えると語った。
「オランダに臨むわけですが、これはヨーロッパでのトリプルヘッダーの真ん中のレースになります。あのコースを訪れるのは昨年のレース以来のことです」
「僕はマックス(・フェルスタッペン/レッドブル)とまたレッドブルチャレンジの撮影をしました。古いDAFをバックで走行させるのは本当に楽しかったです。オランダの雰囲気も相まって、今週の空気感を味わうことができました」
「昨年のザントフォールトでのレースではリタイアしなければなりませんでしたが、その時点までは週末を楽しんでいました。たとえばターン4の急なバンクなど、あのコースが本当に好きなんです。とても楽しめますし、ドライブしていて面白いです」
「だから今年の新しいマシンではどうなるか、かなり硬くて、18インチタイヤを履いたマシンが、バンクのあるコーナーやバンプでどう挙動するのかに関心を持っています。ザントフォールトでクリーンな週末を過ごすことができれば、ポイントを狙えると思います。僕たちは今ではマシンをより理解していますし、さらなるパフォーマンスの引き出し方も分かっています」
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