フェラーリ代表、母国イタリアGPでの立ち直りを誓う「我々はまだ勝利を求めている。全部勝つことを目指す」

 

 フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは、厳しい週末となったオランダGPから立ち直り、母国イタリアGPのティフォシの前で好結果を残さなければならないことを認めた。
 オランダGPの予選でフェラーリは、シャルル・ルクレールが2番手、カルロス・サインツJr.が3番手と、優勝を狙える高位置につけた。しかもいずれも、ポールポジションを獲得したレッドブルのマックス・フェルスタッペンから0.1秒以内と僅差だった。
 しかし決勝では、フェルスタッペンに太刀打ちできなかったばかりか、メルセデス勢にも先行されることになってしまった。ルクレールはなんとか表彰台の一角である3位を手にしたものの、サインツJr.はピットでのミスや不運に足を引っ張られる形となり、8位が精一杯だった。
 ルクレールはこの敗戦で、ドライバーズランキングでフェルスタッペンに109ポイントの差をつけられてしまった。コンストラクターズランキングでも、フェラーリはレッドブルから135ポイント差。チャンピオンを狙うどころか、逆にメルセデスに接近されているため、ランキング2位確保のための戦略を立てなければならないように思える。
 フェラーリのビノット代表は、オランダGPはチームにとって「確かに難しい瞬間」だと認めたが、チームには今週末のイタリアGPに向け奮起するよう促した。
「期待通りの結果が得られていないため、今は確かに困難な時期だ。チームにとっても難しい」
 そうビノット代表は語った。
「我々は反応する必要がある。モンツァには、今年はティフォシがいるだろう。グランドスタンドに彼らを迎えることは、我々を応援してくれて、後押ししてくれるという意味でも、我々にとって重要なことだ。現時点では、精神的、そして雰囲気という面でも、良い結果を出す必要がある」
 ベルギーGPでは、最高速に優れるレッドブルの前に完敗したフェラーリ。しかしオランダでは、そのサーキット特性が違うこともあり、反撃できるものと期待されていた。しかし前述の通り、今度はメルセデスにも先行される結果となってしまった。
 ビノット代表は、オランダGPでは予選で接近することこそできたものの、レースペースで苦戦したのが問題だと語る。
「私の主な懸念は、3レース連続で決勝中のペースが上がらないことだ」
「それはハンガリーの時のモノとよく似ている」
「今週末(オランダGP)は良い予選を戦うことができた。競争力のある予選だったよ」
「でもレースでは、我々には十分な競争力がない。それが難しい状況にしている。マックスと戦うことができないだけではなく、メルセデスを引き離すだけのペースもないからだ」
「本来あるべきポテンシャルを発揮できていないのは、3レース連続のことだと思う。これからシーズンが終わるまでに、まだ数レースが残っている。だからこれにできるだけ早く対処する必要がある」
「我々はまだ勝利を求めている。モンツァを含む全てのレースで勝つことを目指している」
 
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