ドゥカティによるトップ5独占で予選へ。中上貴晶が9番手でQ2進出|MotoGPアラゴンFP3
スペインのモーターランド・アラゴンでMotoGP第15戦アラゴンGPが開幕。2日目のフリー走行3回目では、ドゥカティのジャック・ミラーがトップとなった。
アラゴンGPの週末は天気に恵まれ、2日目も晴天のもとセッションがスタート。ただ午前中は涼しい気候で、気温は18℃、路面温度は22℃というコンディションでFP3開始となった。
FP3までの総合タイム順で予選Q1とQ2の組分けが行なわれるため、重要となってくるこのセッション。同じような気温で行なわれたFP1ではタイムはあまり伸びていなかったが、FP3では調整も進んだためか、序盤から1分47秒台のタイムも確認された。
ただやはり低温のコンディションが影響してか、大半は1分48秒台のタイム。総合タイム順位が更新されるようなアタックは、終盤まで待たなければならなかった。
残り時間が15分を切ると各ライダーがアタックを開始。初日の自己ベストも続々と更新されていった。残り5分を切ると2度目のアタックが開始され、タイムは更に短縮された。
最終的に、FP3でトップタイムとなったのは一1分46秒台のタイムを記録したミラーだった。2番手にはチームメイトのフランチェスコ・バニャイヤが0.030秒差で続いた。
3番手はマルコ・ベッツェッキ(VR46)。FP3では序盤から好タイムを刻んでいたが、終盤にかけてさらに速さを発揮してきた。なお4番手にはエネア・バスティアニーニ(グレシーニ)、5番手にはホルヘ・マルティン(プラマック)と、上位5台をドゥカティ陣営が占めている。
日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)は、一度タイム更新の波に飲まれてしまったが、終盤のアタックをまとめあげ、9番手タイムとなった。ホンダ陣営では最上位だ。
復帰戦のマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は、12番手タイム。セッション序盤にはターン17でバランスを崩したものの、おなじみのスーパーセーブを早くも披露し、転倒を免れた。ただその後セッション折り返しという頃、ターン7で転倒を喫してしまった。幸い怪我はなく、マルケスはその後すぐにスペアマシンで走行を再開させた。
また予選組分けを決めるFP1~FP3までの総合タイムトップだが、Q2直接進出となるトップ10は、FP3順位と同じ並びとなっている。
その結果、ランキング首位のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)とランキング2番手のバニャイヤは共に予選Q2へ直接進出が決定。一方でランキング3番手のアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)は、総合11番手タイム。10番手との差は0.049秒と僅かな差からQ1スタートとなってしまった。
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