中上貴晶、日本GP初日は手術直後も奮闘12番手。ミラー最速ドゥカティがワンツー|MotoGP日本FP1

 

 モビリティリゾートもてぎでMotoGP第16戦日本GPが23日に開幕。MotoGPクラスのフリー走行1回目が行なわれ、ドゥカティのジャック・ミラーが最速タイムを記録した。
 今季序盤に発生した輸送トラブルなどへの懸念から、第16戦日本GPは通常のレースウイークと異なり、初日午前中のフリー走行が削減された。そのため初日のFP1、2日目午前のFP2の総合タイムで予選組分けが行なわれることになった。
 ただMotoGPクラスに関しては午後に行なわれるFP1の走行時間が拡大される措置も受けた。通常金曜日のフリー走行は45分間だが、日本GPではFP1が70分間行なわれた。
 直前のMoto2クラスFP1では一時的にごく僅かに雨が落ちてきたものの、その後降り止んだ。MotoGPクラスの走行時間となっても、天候は保たれた。
 日本GPはホンダ、ヤマハ、スズキにとっての3年ぶりの母国戦。序盤はドゥカティのジャック・ミラーとフランチェスコ・バニャイヤがタイムシート上位に並んでいたが、その後ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、アレックス・リンス(スズキ)と日本メーカー勢がそれを抑えこんだ。
 なおスズキはFP1後半でリンスのマシンに、新パーツとなるリヤウイングを装着して走行させた。このアイデアはアプリリアが先鞭を付け、ドゥカティが実用化してくるなど、昨今のトレンドになりつつある。
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