メルセデスF1とペトロナス、タイトル&テクニカルパートナーシップを2026年以降まで延長。新PU時代にも提携へ

 

 メルセデスAMG F1チームとマレーシア国営石油会社ペトロナスは、9月28日、2026年から複数年にわたり、タイトルパートナーシップおよびテクニカルパートナーシップ契約を延長することを発表した。

 メルセデスの2010年のF1ワークス活動再開時から、ペトロナスがタイトルスポンサーを務めてきた。両者は、今日まで8度のコンストラクターズタイトル、115回の優勝を成し遂げてきたパートナーシップを、さらに長期にわたり継続することを決定。F1は2026年から新たなパワーユニットレギュレーションを採用することを決めており、その新時代にもメルセデスとペトロナスは手を携えてF1を戦っていくことになる。

「本日、我々は4年後にスタートするパートナーシップの発表という、少し異例なことを行っている」とメルセデスのチーム代表トト・ウォルフは語った。

「このことは重要なメッセージを示している。我々チームとペトロナスはもはや単なるパートナーではなく、ファミリーだということ。そして、今後長きにわたってひとつのチームであり続けるということだ」

「2026年から、持続可能な先進燃料がF1パフォーマンスの中心となる。これはパワーユニットと『ペトロナス・フルイド・テクノロジー・ソリューションズ』の両方を通じて、この分野における専門知識を示す素晴らしい機会となる。ペトロナスとともに未来のレースに参加することを楽しみにしている。そして、コース上でのパフォーマンスにおいて、そしてグローバルなスポーツチームからネットゼロの未来へと移行する先駆者として、再び基準を設定するという野心を抱いている」

メルセデスF1チーム代表トト・ウォルフとペトロナス社会長ダトゥク・テンク・ムハマッド・タウフィック氏
メルセデスF1チーム代表トト・ウォルフとペトロナス社会長ダトゥク・テンク・ムハマッド・タウフィック氏

 2026年に導入される次世代パワーユニットにおいては、100%持続可能な燃料が使用され、電力の割合が引き上げられ、MGU-H(熱エネルギー回生システム)は廃止、コストキャップも導入される。

 ペトロナス・ダウンストリームの取締役副社長兼最高経営責任者であるダトゥク・サザリ・ハムザ氏は、「我々の長年のパートナーシップとチームのための『フルイド・テクノロジー・ソリューションズ』の策定における豊富な経験により、ペトロナスは、次世代パワーユニットのための先進的な100%持続可能な燃料を製造・供給する技術を完成させる能力を完全に備えている」と述べている。

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