アルピーヌF1とガスリー、アルファタウリとデ・フリースがそれぞれ合意、2023年の契約が近々発表か
アルピーヌF1チームとレッドブルは、ピエール・ガスリーのアルピーヌ加入と、ニック・デ・フリースのアルファタウリ加入について、近日中に同時に発表することで合意したといわれている。早ければF1日本GPの週末に発表が行われるかもしれない。
虫垂炎と診断されたアレクサンダー・アルボンの代役に指名されたデ・フリースが、イタリアGPでF1デビューを飾り、見事な走りでポイントを獲得したのを見て、レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、アルファタウリのガスリーの後任として彼と2023年の契約を結ぶことを考えた。アルピーヌがガスリーを欲しがっているため、レッドブル側はガスリーの後任としてふさわしいドライバーを探していたのだ。
イタリアGPの数日後に、オーストリアでマルコとデ・フリースは会談。その後、両者の代理人の交渉の後に、2年契約を結ぶことで合意したといわれている。ここまでの流れは非常にスムーズに進み、シンガポールGP前の時点で、すでに合意がなされていたようだ。
2023年の角田裕毅のチームメイトとしてデ・フリースが確定したなら、ガスリーはアルピーヌへの移籍を許される。そうしてガスリーとアルピーヌがそれぞれが希望する条件を出し合い、合意点を探るプロセスが進められた。両者の契約においては多数の金銭関係の条件を定める必要があった。ガスリーのマネジメント陣営は、サラリーにおいても競技上の条件においても、今より確実に有利な契約を結ぶことを強く望んだ。
オスカー・ピアストリがマクラーレンと契約することを防げなかったことでアルピーヌから激しく批判されているチームの代理人は、ガスリーとの交渉において完璧な仕事をしようと奮闘、すばやく契約書をまとめあげ、最終版を、シンガポールに出発する直前のガスリーに届けた。シンガポールの週末、ガスリーとマネジメント陣営はこれを詳細にチェック、関係者によると、ガスリーはレース前に書類にサインしたという。
このように、2023年にガスリーがアルピーヌに移籍し、代わってデ・フリースがアルファタウリに加入することですでに合意がなされたとすれば、近いうちにふたつの発表が行われるはずだ。日本GP前にガスリーは多数のスポンサー関連業務をこなす必要があり、チームとしてはこういったGP前のイベント時期に移籍発表をすることは避けたいところだろう。発表は、早ければ、日本GPの週末中、たとえば土曜朝などに行われる可能性がある。
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