ベッテル、アメリカGP最終周の激闘で”アドレナリン”爆発「引退でそれが恋しくなるだろうね……」

 

 F1アメリカGPで7位となったセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)は、ケビン・マグヌッセン(ハース)と繰り広げた最終周のバトルで感じたアドレナリンを、引退した後は恋しく感じるだろうと語った。
 決勝レース序盤、ベッテルはチームメイトのランス・ストロールと、”ベスト・オブ・ザ・レスト”の座を競い合っていたが、ストロールがアルピーヌのフェルナンド・アロンソと接触してレースから脱落。ベッテルも2回目のピットストップでタイムをロスし、大きく順位を下げてしまった。
 しかし、ベッテルはアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)とマグヌッセンをアウト側からオーバーテイクし、8番手まで順位を回復してチェッカー。レース後にペナルティが出たマシンがあったため、繰り上がって7位となった。
 ベッテルはF1キャリアにピリオドを打つという決断は揺るがないと強調しながらも、アクション満載だった今回の最終スティントのような「アドレナリンが恋しくなるだろう」と認めている。
「明らかに、この瞬間が恋しくなるだろう。それは秘密でも何でもない」とベッテルは語った。
「でも、この決断をするために長い間、一生懸命考えたし、アドレナリンがなくなって寂しくなる瞬間についても考えた」
「もちろん、これらのことを懐かしく思う部分もあるし、これから起こることを楽しみにしている部分もある」
 ベッテルは、アストンマーチンが週末を通して中団争いのライバルたちよりも速かったことは「まったくの驚き」だと語った。しかし、DRSを使ったオーバーテイクを狙うにはトップスピードが不足していたという。
 そのため、ベッテルはテクニカルな最終セクターでアルボンとマグヌッセンを攻撃。4連の右コーナーでアウト側からオーバーテイクするというほぼ同じような形だった。
「マクラーレンやアルピーヌよりも速かったのは、本当に驚きだった」と彼は言う。
「僕たちはタイヤを上手く管理できた。でもそれが主な要因だとは思っていない」
「もちろん、ピットストップの遅れがなければ、倍のポイントを獲得していただろう。そのかわり、少なくとも最後は楽しいレースができたし、挽回することもできた」
「ストレートではペースが上がらず、ブレーキングを工夫したり、いつもと違う場所を走ったりしなければならなかった。そしてその通りにしたら、ほとんどの場合うまくいった」
「特に最後のケビンとのバトルは、ちょっとしたクライマックスのようなもので、彼は最もオーバーテイクが難しいひとりだ。でも彼は十分なスペースを空けてくれたので、お互いに楽しめたよ」
 
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