「タイトル争いの希望を取り戻しつつあったのに……」サインツJr.、オーストリアでの炎上ノーポイント悔やむ

 

 F1第11戦オーストリアGPでマシントラブルによりリタイアを喫した、フェラーリのカルロス・サインツJr.。彼はこのリタイアについて、タイトル争いへ戻れるという希望を取り戻していた矢先の出来事だったと振り返った。
 サインツJr.は今シーズン、なかなか優勝まで手が届かない展開が続いていたが、表彰台をコンスタントに獲得。シーズン折返しを前にカナダGPで2位、イギリスGPで初優勝、オーストリアGPのスプリントレースでは3位となるなど好調な走りが続いていた。
 オーストリアGP前にはチームメイトのシャルル・ルクレールから11ポイント差、ポイントリーダーのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)からは54ポイント差にまで詰めている状況だった。
 そして、オーストリアGP決勝ではフェルスタッペンを抜き、2位を掴めるかというところでマシントラブルが発生。結局リタイアとなり、ポイント差は再びフェルスタッペンとの差は75ポイントまで広がってしまった。
 サインツJr.は第12戦フランスGPを前にオーストリアGPを振り返り、チャンピオンシップ争いの希望を取り戻しつつあった矢先のリタイアであり、がっかりしたと語った。
「カナダでの優勝争い、イギリスでの勝利、そして再びオーストリアで優勝争いといった感じで、ここ数戦では僕もチームも勢いに乗っていて、混戦模様だった」とサインツJr.は言う。
「そして実際、ポイントをたくさん獲得していて、チャンピオンシップ争いの希望を取り戻しつつあったと感じていたんだ。そこで突然ノーポイントというのは、良いもんじゃない。それでも良かったことがあるとすれば、結果はどうあれ僕らは優勝を争えていた、ということだろう」
「マシンには凄く強さがあったし、一戦ごとに改善を続けていた。ラップタイムを改善し続けていたんだ。まだシーズンは半分も残っている。だからそういうのは良い知らせだよね」
 なおサインツJr.はオーストリアGPでのマシン炎上のトラブルの結果、フランスGPでパワーユニットのコンポーネント交換が決定。10グリッド降格のペナルティを受けることになってしまった。
 
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