角田裕毅が語るニック・デ・フリースとの関係&お正月の過ごし方「友達と居酒屋に行きたい」
12月29日、相模原市中央区の模原市役所本庁舎にて角田裕毅(アルファタウリ)の相模原市ホームタウンアスリート認定式が行われた。前日の28日に帰国したばかりの角田は報道陣の取材に応じ、相模原市への想い、お正月の過ごし方、そして2023年シーズンよりチームメイトとなるニック・デ・フリースとの関係について語った。
「今のところ時差ボケはないですね。最初の1〜2日はまだ大丈夫なのですけど、3日目くらいから来る気はします(笑)」と語り始めた角田。
F1最終戦アブダビGP終了後も多忙なスケジュールを過ごした角田裕毅は12月28日に帰国。29日の相模原市ホームタウンアスリート認定式では、認定式での挨拶のみならず、2022年シーズンのF1での戦いを振り返るトークセッションへの出演や会場を訪れた子どもたちへのサインなど、精力的に活動した。
相模原市ホームタウンアスリートの第1号として認定されたことについては「本当に光栄ですし、嬉しく思います。やはり自分が生まれ育った街・相模原市の70万人を代表し、最初のホームタウンアスリートに認定いただけたことは自分としても自信に繋がりますし、モチベーションになりました」
「僕は結構自然が好きなのですけど、相模原市は湖と自然が結構多いんです。自然のあるところに出かけることができ心もリラックスできます。空気も綺麗ですし都会すぎず、でも意外と知られてる街。そんな相模原市が好きですね」と角田。
今回の帰国では入国日・出国日合わせて11日ほどしか日本にいることができないという角田。そんな角田にお正月の過ごし方を聞いたところ、「まずは日本食が食べたいですね」と日本食好きで知られる角田らしさ溢れる回答が返ってきた。
「僕は日本の食べ物が好きなのでいろいろと計画して帰ってくるのですけど、もつ鍋が好きだったりするので、友達と居酒屋とか行きたいですね。海外にはバーはありますが居酒屋がなくて……。日本のおつまみとか最高じゃないですか(笑)」
「あと、いつもお正月に楽しみにしてるのはお雑煮ですね。お餅が結構好きなので。普段、家族とも一緒に過ごせないので、お正月は家族との時間、友達との時間を大切に過ごしたいと思います」
また、F1での3シーズン目に向けたオフシーズンの過ごし方については「2022年シーズン前のオフシーズンの過ごし方、またシーズン中の過ごし方は僕的には気に入っています。なので、2022年シーズンのルーティーンをそこまで変えずに、ただ目標としてはもっとコンスタントに結果を残したいです」
「(2022年シーズンは)予選ではコンスタントにいい位置でしたが、決勝は少しクルマ上の問題もあったりでコンスタントにいい結果を、という意味ではそこまで強くはなかったと思います。まずはコンスタントにポイントを取ることを目標にして、しっかりとレースの基盤をシーズン序盤に作り、シーズン後半に向けてどんどん成長していきたいと思います」
また、2023年シーズンよりアルファタウリに加入し、角田の新たなチームメイトとなるニック・デ・フリースについては「僕らの強みは身長が結構似ていることです(角田は159cm。デ・フリースは167cm)。そしてニックは他のチームでの経験もあるので、その経験を新たな糧としてアルファタウリに持ち込めるのは強いと思います。お互いを刺激しあって高め合いたいですね」と角田。
「ニックのことはFIA F2時代から知っていました。その頃は実際に話をすることはなかったのですけど、SNSでニックからフォローがありました。話をしたこともなかったのですけど、ニックが結構(僕のことを)気に入ってくれていて。たとえば、FIA F2で僕がポールポジションを獲ったりすると『この子いいよね』、『この子速いよね』とコメントを残してくれていたり。結構僕のことを見てくれているんだなというのが最初の印象でした」
「そういったこともあったので、ニックと直接会ってから関係性を深めるのは早かったですね。そこは今のところいいスタートだと思います。それにコンビとしては史上最低身長だと思うので、そういったところでも話題性はあるのかなと思いますね(笑)」
2023年、F1参戦3年目のシーズンを迎える角田裕毅。新たなチームメイトとともにどのようなシーズン開幕を迎えるだろうか。相模原市最初のホームタウンアスリートとなった角田の、世界での活躍に引き続き注目が集まる。
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