ジャン・アレジ、かつてF1デビューを果たしたポール・リカール・サーキットの会長に就任
元F1ドライバーでフェラーリに在籍していたジャン・アレジが、ポール・リカール・サーキットの会長に任命された。
アレジは、F1でのキャリアを通じて202回のグランプリに出走し、1995年カナダGPではフェラーリで優勝を飾った。アレジは、ポール・リカール・サーキットのディレクターを務めるステファン・クレールと協力して仕事にあたる。
「この役職に任命されたことをとても光栄に思っている」とアレジはコメントした。
「ポール・リカール・サーキットは私がキャリアをスタートさせ、モータースポーツへの情熱を確かめた場所だ」
「若いドライバーだった年月を振り返ると、ずっと後になってこの役職に就くことなど想像もしていなかった。このコースは私の運命につながっている」
フランス南部のアビニヨンで生まれたアレジは、ポール・リカールで開催されたフランスGPでティレルからF1デビューを果たし、そのレースで初のチャンピオンシップポイントを獲得した。
「このコースはモータースポーツにおける私の人生のようなものだ。若いときはここで初めてのフランスGPに出たし、冬のF1テストには観客として参加して、ピットで語られていることに耳を傾けていた」
「当時チームのコミュニケーションはあまり発達していなかった。アラン(・プロスト)やアイルトン(・セナ)が彼らのチームとやり取りしていたのを覚えている。このことはずっと忘れない」
「何よりもポール・リカールは、1989年に私が初めてF1グランプリに出場したときの会場だ。私は1戦限りの契約をしていたが、その後200戦に出場した。任務を始めるのが待ちきれない」
ポール・リカールは1971年から1990年、そして2018年から2022年にかけて、フランスGPを18回開催した。だが2020年に50周年を迎えたこのコースは、残念ながらカレンダーの枠を失ってしまった。将来ル・カステレにF1を復活させるために、アレジがあらゆる努力を払うだろうことは間違いない。
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