2023年の『アルピーヌ・アカデミー』所属メンバーが明らかに。ジャック・ドゥーハンらを含む8人のラインアップ
2月16日の2023年型F1マシン発表を前に、アルピーヌは2023年シーズンに『アルピーヌ・アカデミー』の仲間入りを果たす若手ドライバーを発表した。
2023年は、これまでで最多の8名のドライバーが、アルピーヌを代表してモータースポーツのジュニアカテゴリーに参戦する。まずトップにいるのは、ジャック・ドゥーハンと、2022年FIA F3選手権チャンピオンのビクトール・マルタンスで、彼らはFIA F2に参戦する。ドゥーハンはヴィルトゥオーシ・レーシングに留まるが、マルタンスはARTグランプリへステップアップする。
F3では、2022年に実りあるシーズンを過ごしたニコラ・ツォロフがアルピーヌ・アフィリエイトからアカデミーに昇格する。ツォロフのチームはARTグランプリだ。また、フォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権で2位につけたガブリエレ・ミニがアカデミーに加入する。ミニはハイテック・パルスエイトからF3に参戦予定だ。
また、アビー・プリング、マシュー・フェレイラ、中村紀庵ベルタ、エイデン・ニートもアカデミーの正式メンバーとなる。プリングは、F1が支援する女子シリーズであるF1アカデミーの6人目のドライバーに選ばれ、カーリンから参戦する。フェレイラはシングルシーターに昇格し、ファン・アメルスフォールト・レーシングからイタリアF4選手権に参戦。15歳の日本人レーサーである中村はカートを続ける。2022年F4 UAE選手権を3位でフィニッシュしたイギリス出身のニートは、2023年のプランをまだ確定していない。
アカデミーのプログラムを卒業したオリ・コルドウェルは、アルピーヌからWEC世界耐久選手権のLMP2クラスでデビューを果たすことになる。
アルピーヌアカデミーのディレクターを務めるジュリアン・ラウズは、「2023年のアルピーヌアカデミーのラインアップは、間違いなくこれまでで最も競争力が高い」とコメントした。
「メンバーを8人にまで拡大することができ、彼らが多くの分野でアルピーヌを代表できるのは素晴らしいことだ。F2ではジャックとビクトールのふたりが参戦するが、ふたりともトップに近いところで戦えるポテンシャルを持っている」
「それはニコラとガブリエレが参戦するF3でも同様で、彼らは最初から競争力を発揮するだろうと期待している。F1のサポートシリーズとは別に、我々はアビー、マシュー、エイデン、紀庵がそれぞれのシリーズで何を達成できるか楽しみにしている」
「オリが我々とスポーツカーの世界に進出することをうれしく思う。これはアルピーヌのさまざまなレース部門の専門知識を頼りに、我々のドライバーたちに経験とチャンスを提供するための、より緊密で協力的なプロジェクトの始まりに過ぎない」
「エキサイティングなシーズンが控えており、2023年のドライバーたちと密接に協力できることを楽しみにしている」
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