レッドブルF1代表、2022年の予算は制限内に収まったと確信も「100%確実なことはない」と慎重な姿勢
レッドブルF1のチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、チームの2022年の支出がF1の1億4000万ドル(約187億円)のコスト上限を遵守していると確信しているが、「100%確かというわけではない」と認めている。
昨年10月、FIAは会計監査の結果1億4500万ドル(約194億円)の予算に対して、レッドブルが「軽微な支出オーバー」をしたと特定したことを明らかにした。
チームは当初、F1の財務レギュレーションに関する独自の解釈にしたがって、違反があったことを否定していた。しかしながら、レッドブル・レーシングは最終的には過ちを認め、700万ドル(約9億円)もの罰金を支払うことを受け入れた。そのうえチームは空力開発時間も10%削減された。このスポーティングペナルティについてホーナーは、「極めて厳しい」ものだと語った。
チームはまもなく2022年の会計報告をFIAに提出する。FIAはふたたび数字を精査して、各チームのコンプライアンスを確認するが、結果はF1シーズンの後半に、2022年と同様に10月下旬よりも早い時期に公開される可能性がある。
ホーナーはチームの2022年予算の正当性を保証したが、FIAが会計報告が準拠しているとみなすまでは、依然として適合性には疑問が残ることを認めた。
「100%確かなことはあり得ない」とホーナーは『Auto Motor und Sport』に語った。
「しかし2021年に予算をオーバーした理由にあらゆる側面があったことは、2021年が非常に複雑なレギュレーションの初年度だったことからも明らかだ。我々は制限内に収まっていると確信している」
ホーナーは2022年にチームによる開発が「大幅に減少」したことと、クラッシュによるダメージが少なかったことから、FIAの監査の下でコストは1億4000万ドル(約187億円)の上限値を下回ると考えるようになったという。
「2022年の開発量と、特にクラッシュによるダメージは、大幅に減少した」
「準拠していると判断されるまで、100%確実なことはない。しかし我々が制限内に収まっていなかったら、私は非常に驚くだろう」
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