F1、第6戦からタイヤウォーマー不要の新ウエットタイヤを導入へ。雨対策も着々と進行中
F1/FIAは、2023年シーズンの第6戦エミリア・ロマーニャGPから新しいウエットタイヤを導入することを発表した。これは、タイヤウォーマーで温める必要がない性能の高いウエットタイヤだという。
ロンドンのF1組織本部で開催されたF1委員会の会議で、タイヤの仕様変更が正式に承認された。発表によると「チームの協力を得て、ピレリがテストを成功させたことにより、従来の仕様よりもはるかに性能の高いウエットウェザータイヤにたどり着いた」という。
新仕様のウエットタイヤは、冬の間にいくつかのチームが行なったウエットタイヤ専用テストを経て導入される。もともとは、タイヤウォーマーが全面禁止される予定の2024年に向けて開発が進められていたものだ。
2021年のベルギーGPを筆頭に、ウエットコンディションでのレースがなかなかできない点で物議を醸しており、特に巻き上げられる水煙による視界の悪化は、ここ数年大きな話題になっている。またドライバーたちからも、ウエットタイヤの性能向上を求める声が挙がっていた。
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