ハース、マグヌッセン車に問題発生も予定を消化「マシンの知識を集める作業が重要」/F1バーレーンテスト1日目
バーレーン・インターナショナル・サーキットで2023年のF1プレシーズンテストが始まった。初日となった2月23日、マネーグラム・ハースF1チームは午前にニコ・ヒュルケンベルグ、午後にケビン・マグヌッセンを起用した。ハースはふたり合わせて108周を走行。小さな問題があったというが、すでに解決策はわかっているということだ。
午前の走行を担当したのはヒュルケンベルグだ。今シーズンからF1に復帰するヒュルケンベルグは、数日前にバーレーンで行われたフィルミングデーにおいて、ハースの2023年型マシン『VF-23』を初めてドライブした。
テスト初日の午前のセッションでは、信頼性に重点が置かれており、ヒュルケンベルグは51周を走行した。ベストタイムはC3タイヤで記録した1分34秒424で、6番手(初日総合では11番手)で終えた。
走行後、ヒュルケンベルグは次のようにコメントした。
「戻ってこれて素晴らしい気分だ! この数日間はエキサイティングだった。でも『理論』の部分は置いておいて、ふたたびマシンに乗って全力を尽くすという、実際の部分の仕事を始めることができてうれしい。楽しむことができたよ」
「51周は望んでいたより少なかったかもしれないが、質の高い仕事だったと思うし、いい走行ができた。スタートしてマシンを走行させながら学び、変更を加えてマシンがどう反応するかを見るんだ。その点では午前中はうまくいったと言えるだろう」
午後はマグヌッセンがステアリングを握ったが、コメントによると小さなトラブルがあったとのこと。マグヌッセンの周回数は57、ベストタイムは1分35秒987(C3タイヤ)と総合19番手だった。だが、それでも初日はスムーズに進んだということだ。
「小さなトラブルが少しあったけれど、予定していたことはこなしたよ。2周少なかったかもしれないけれどね!」とマグヌッセンは述べた。
「テスト初日はスムーズに進んだ。予選シミュレーションというわけにはまだいかないけれど、そのくらいのレベルに少し近づけるか、明日の様子を見てみるつもりだ」
「でもこれまでのところかなり満足している。あらゆることが、僕たちがよいポジションにいることを示している。これからは競争するのではなく、マシンについての知識を集めるための作業が重要になる」
またハースの小松礼雄エンジニアリングディレクターは、VF-23の最初の感触はよかったと初日のセッションを振り返った。
「プレシーズンテスト初日の目標は、マシンの基本的な部分を理解することにありました。ライドハイト、剛性、適切なウインドウでのバランス、走行可能距離、信頼性といったことです。そのため、できるだけ多くの周回をこなすことに努めました」
「目標を100%達成したわけではありませんが、午前中にニコが51周、午後にケビンが57周を走れたので、かなりよかったです。些細な問題がありましたが、解決策についてはわかっています。パフォーマンスについて話すのは時期尚早ですが、我々が達成したことから得た最初の感触はよいもので、初日に素晴らしいスタートを切ることができました」
なおテスト2日目(2月24日)は、午前のセッションをマグヌッセンが、午後のセッションをヒュルケンベルグがそれぞれ担当することになっている。
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