2022年のF1の総収入は約3500億円に。観客動員数は570万人に到達、チームへの支払いも8%増加
F1は2022年の決算を発表した。持続的な成長傾向と記録的な観客動員数により、前年から収益は増大して25億7300万ドル(約3506億円)となった。
2022年のF1の総収入は、2021年の21億3600万ドル(約2914億円)から20%増加して、25億7300万ドル(約3506億円)に達した。一方で、スポーツの収益は160%と大幅に改善し、営業利益は2021年の9200万ドル(約125億円)から、2022年は2億3900万ドル(約326億円)となった。2021年と2022年は、ともに22戦が開催されたため比較が可能だ。
F1の収益の大部分を占めるレース開催権料、放映権料、スポンサー料などからなる主な収益は、18億5000万ドル(約2524億円)から21億700万ドル(約2876億円)になり、前年比14%の成長を見せた。
全体として、F1が全10チームに支払った金額は8%増え、支払額は2021年の10億6800万ドル(約1459億円)から11億5700万ドル(約1580億円)になった。
F1人気が引き続き高まっていることは、昨年の観客動員数が570万人に達したことに反映されている。これは、世界的なコロナ危機による規制を受けていない最後のシーズンである2019年から36%増加していることを示している。
「F1は2022年に記録的な観客動員数を記録し、ソーシャルメディア上でも最も急速に成長したメジャースポーツとなった」とF1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは語った。
「我々は質の高い放送、『F1 TV』のコンテンツの強化、ソーシャルチャンネル、そして『F1Arcade』と『F1 Exhibition』を含む、臨場感あふれる新たな体験を通じて、ファンへの取り組みを続けていく」
「F1の世界的な関連性と持続可能性への取り組みにより、2026年にはアウディやフォードのような一流のOEMを含む参入企業を引きつけることができた。彼らがF1に大きな価値をもたらすと確信している」
「初開催となるラスベガスGPを含め、最多となる今年23戦のカレンダーを楽しみにしている」
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