F1ロンドンGPの開催を再度議論か。5.9kmのストリートサーキットを計画、9万人以上のファンを収容予定

 

 1年おきに浮上する夢物語であるロンドンGPの計画が、F1の議題に戻ったと報じられており、イーストロンドンのロイヤルドックス地区での開催が検討されているという。『The Times』によると、サーキットレイアウトを立案中であり、レースプロモーターたちはすでにグランプリのための資金を集めているところで、フォーミュラ・ワン・グループと協議を始めているという。

 ロンドンがF1開催候補地となった背景には、イーストロンドンのロイヤルドックス地区がある。この地域では2億5000万ポンド(約408億円)の開発計画が進行中で、計画には22カ所のコーナーを備えた5.9kmのF1ストリートサーキットが含まれる可能性がある。

 会場はカナダ・モントリオールのノートルダムにあるジル・ビルヌーブ・サーキットに例えられている。『The Times』によれば、大ロンドン庁(GLA)とロンドン市長のサディク・カーンもF1との協議に加わっており、市長はプロジェクトへの支持を表明しているということだ。

 デザインコンサルタントの『Dar』と『LDN Collective』が、92000人のファンを収容する浮遊式グランドスタンドや建造物などの数々のインフラの提案を行っている。プロジェクトが実現するまでの道のりは長いが、『LDN Collective』代表のマックス・ファレルは信念を持っている。

「計画への同意が順調に得られれば、24カ月以内に施設を建設できるだろう」とファレルは『The Times』に語った。

「つまり最良のシナリオでは、2026年8月にここでロンドンGPを開催できることになる。多くの人々の支援があれば、これは実現可能だ」

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