去就の憶測が広がる一方、メルセデス残留を望むハミルトン。元F1ドライバーは「チームに留まる正当な理由がある」と推測
元F1ドライバーのマーティン・ブランドルは、7度のF1世界チャンピオンであるルイス・ハミルトンはメルセデスを離れてF1で新しい挑戦に乗り出すことを恐れてないだろうと考えているが、彼がチームに留まるのに「正当な理由はたくさんある」と考えている。
メルセデスが散々な2023年シーズンのスタートを切ったことから、ハミルトンの将来について憶測が広がっている。ハミルトンのメルセデスとの契約は、今シーズン末で終了することになっているのだ。
「ハミルトンはメルセデスファミリーに留まることを望んでいると繰り返し表明してきたが、チームを待ち受ける新たなシーズンによって、彼の考えは変わるかもしれない」
「私は全体的に考えている。全体像を見渡して彼のことについて話をしているが、彼がメルセデスに留まるのに正当な理由はたくさんある」とブランドルは『Sky Sports F1』に語った。
「チームはこの状況をどう解決するつもりか彼に伝える必要があるだけだ」
「だがセナはマクラーレンを離れてウイリアムズに行った。シューマッハーはフェラーリに移籍したが、彼は時間がかかったものの成果を出した」
「こうした偉大なドライバーたちは、別の場所へ行って奮い立ち、多くの新しい人々を周りに集めて何かを実現させることを恐れない」
ハミルトンがどこかの時点でメルセデス離脱を検討すると仮に考えると、彼が唯一選べる移籍先はフェラーリだと思われる。ハミルトンは生涯にわたるフェラーリへの憧れがあることを隠したことはない。
「それは誰にとっても夢のポジションだ」とハミルトンは昨年語っている。「自分にとってフェラーリは一度も選択肢に入ったことがない。なぜだか本当のところはわからないけれど、彼らの健闘を祈っているし、次の自分の時間は、彼らがタイトルを勝ち取るのを阻止することに費やすつもりだ」
現在のメルセデスの状況を鑑みると、ハミルトンの頭のなかにはフェラーリ移籍の考えが入り込むだろうとブランドルは考えている。
「ルイスには、『フェラーリに行ってミハエル・シューマッハーのようになり、彼らをチャンピオンチームに戻したい』と考えている部分があるはずだ」
「8回目や9回目のタイトルが獲れないのなら、フェラーリで楽しむのもいいではないか? こうした考えがすべて彼の頭のなかにあることを私は確信している。彼はこうしたことを父親と彼のマネジメントチームに話し、『ここからどちらに進もう?』と言うだろう」
「バーレーンでマシンのパフォーマンスは芳しくなかったので、事態はさらに悪化するだろう」
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