2023年F1第3戦オーストラリアGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)
2023年F1第3戦オーストラリアGPの決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、セルジオ・ペレス(レッドブル)だ。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=5位(58周/58周)
全体的に見て、良い結果を出すことができた。昨日はマシンへの自信を少し失ったけれど、決勝前にたくさんの変更を施したことが助けになった。
最初のリスタートはすごくうまくいき、3つか4つポジションを上げた。でもDRSトレインの混乱に巻き込まれた。その後はあまりポジションを上げることができず残念だった。ここはタイヤのデグラデーションが低く、皆がハードタイヤに履き替えてしまったので、前に出るのが難しかったんだ。序盤にもう少しアグレッシブに行っていれば、もっと上のポジションでフィニッシュできたかもしれない。それでも5位でファステストラップも記録したので満足だよ。
今回のレースによって、数週間後のバクーに向けて自信を得ることができた。次のチャレンジを楽しみにしている。
■ランス・ストロール(アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1チーム)
決勝=4位(58周/58周)
このレースで手にした結果に満足すべきだと思う。チームとして3位と4位なら文句なしだ。
複数回の赤旗と大きなアクシデントによって、全体のつながりがない感じのレースになり、フェルナンドも僕もドラマに巻き込まれてしまった。僕は1周目に軽い接触があったものの、最初の赤旗までは順調に走っていた。この週末を通じて、タイヤの温度を上げるのに少し時間がかかっていて、2回目のリスタートではターン3でブレーキをロックさせ、グラベルに飛び出してしまった。ただ、ありがたいことに、それよりも早く赤旗が振られていたので、最後のリスタートでは元のポジションに戻ることができたんだ。このスポーツは時として感情のローラーコースターになるよね!
全体としては、この大混乱のレースで大量得点を持ち帰ることができたし、序盤の3戦を終えてコンストラクターズ選手権2位にいるのは、とてもポジティブなことだ。
■フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1チーム)
決勝=3位(58周/58周)
赤旗やインシデントが相次ぎ、ジェットコースターのような展開だった。メルボルンで経験したなかで一番クレージーなレースだったと思う。それでもまた表彰台に上がれてよかった。
レースではたくさんのことが起きた。ルイス(・ハミルトン)との2位争いは面白かったよ。僕たちのマシンのペースが良かったので、ルイスにプレッシャーをかけ続けることができた。でも彼は素晴らしい仕事をして、一切ミスを犯さなかった。
リスタート後のカルロスとの接触については、絶対に彼は意図してやったわけではないので、あのペナルティは重すぎる。
ここまで3戦ですべて表彰台に上った。このようなシーズンスタートを切ることができたことを喜びたい。
(レース後の会見で語り)序盤と終盤にたくさんのことが起きた。特に最後の30分は、何がどうなっているのか理解しづらかった。
でも自分たちのペースという面では良いレースだった。メルセデスはとても速かった。ルイスは信じられないような仕事をしたね。レースの間ずっと、ルイスにミスをさせようとプレッシャーをかけ、もっと近づこうとした。でも彼の走りは本当に素晴らしかった。まさにチャンピオンの走りで、ミスがなかった。58周目のターン13で1回ロックアップがあったぐらいだ。
(今後の目標を聞かれて)表彰台のもう少し上に上ることかな。3回連続3位だからね。少なくとも2位を狙いたい。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=2位(58周/58周)
表彰台に立つことができて最高の気分だ。今週末、2位になれるとは思っていなかった。こういう結果を出せたことに心から感謝している。僕たちのパフォーマンスが良くないことを考えれば、シーズンのこの段階でアストンマーティンと戦えたのは素晴らしいことだ。この調子で戦い続けよう。ファクトリーの皆に心からお礼を言いたい。今のこのギャップを縮めることは可能だ。困難なことではあるが、不可能ではない。
(トラブルでリタイアした)ジョージはとても不運だった。僕たちは信頼性の面では概してとても優秀だったので、こういうことが起きて残念だった。
最後に、オーストラリア、そしてメルボルンの皆さんに心から感謝したい。僕にとって最高の一週間だった。この町は今回も素晴らしいショーを提供してくれた。
(レース後の会見で語り)マシンの乗り心地はまだ快適ではないんだ。マシンと一体になっている感じはしない。そういう状態のなかで、できるだけうまく走ろうとしている。マシンとのつながりを築こうと努力しているところだ。長いプロジェクトになるだろう。僕たちはパフォーマンスが不足しているし、レッドブルと比べてストレートラインペースが明らかに劣っている。
レース序盤はマックス、その後はフェルナンドを後ろに抑えるためにかなりプッシュした。彼らはものすごく速かった。アロンソの方が僕より少し速かったと思うけど、なんとか抑えきることができた。
なんというレジェンドだ。3人のワールドチャンピオンがトップ3に入り、ここにいる。素晴らしいことだよね。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=1位(58周/58周)
僕の今日のスタートはあまりよくなかった。1周目にはいろいろなことが起きたので、かなり慎重に走った。僕の方は失うものが多いが、彼らの方は勝つために賭けに出ることができるからね。
リスタートの後はペースがよく、レースの大部分において、後方にそれなりのギャップを築くことができた。
今日の赤旗のすべてが必要だったとは思わないから残念だ。でも全員の安全が確保されたし、僕たちは優勝できた。そのことが一番大事なことだよ。
オーストラリアで勝ったのはこれが初めてだ。とてもうれしいよ。チームにとっては、オーストラリアでの久しぶりの勝利だから、僕たち全員にとって大きな意味のある結果だ。今日、チェコ(ペレス)も素晴らしい走りで挽回したね。
大混乱の一日だった。長い中断があったけれど、ファンが楽しんでいるのを見てうれしかった。
(レース後に、赤旗について語り)なぜ赤旗が必要だったのか分からない。セーフティカーを出したのなら、その後、通常のローリングスタートにしていれば、アクシデントが多発することはなかっただろう。そうして通常どおりフィニッシュできた。彼らは結局のところ、自分自身で問題を作り出してしまった。
でも混乱のなか、僕たちはすべてを乗り切った。マシンのペースはよかったし、優勝できた。それが重要だよ。
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです