3時間越えのレースで視界の問題も。ペレス「何も見えず最後の3周はなすがままだった」/F1第3戦
レッドブルのセルジオ・ペレスは、F1第3戦オーストラリアGPの決勝レースにおける2度目のリスタートについて、日差しが弱くなっていたことから「危険な」コンディションになっていたと述べている。
メルボルンでのレースは、複数のインシデントによって赤旗が2回長時間にわたって掲示されたため、3時間をはるかに超えた。そのため2度目のリスタート時には、太陽は地平線上の低い位置にあった。タイヤが冷えていたので、隊列全体がターン1に進入する際のグリップは低くなっていたが、混乱が起きようとしていた時、ペレスは特に視界不良のせいで芝生に向かって方向を変えてしまったと述べている。
最終的にピットレーンスタートから5位に入賞したペレスは、「僕はガスリーを避けなければならなかった」と説明した。
「そしてターン1に入るとまったく視界がきかなくなった」
「とても危険だった。ウォームアップしているところだったし、そのうえ何も見えなかった。あのコンディションでもうレースはできない。いつの日か大きな事故が起きるだろう」
「何も見えないんだ。視界が悪くて最後の3周はなすがままだった」
ペレスはハードタイヤで長いスティントを走って、隊列の上位に上がろうとしていた。しかしそのプランは、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)がクラッシュしてその日最初の赤旗が出た時に消え去った。たった9周で誰もが遅れることなくタイヤ交換を行えるようになったのだ。
「早い段階でDRSを待つ車列ができ、大きく混乱していた」とペレスは述べた。
「もっと順位を上げたければ、はるかに多くのリスクを負う必要があった。おそらくレースを終えられなかったか、あるいはもう少し上の順位になるかだったろう」
「それはギャンブルだった。セーフティカーによって台無しになったと思う。誰もがハードタイヤにしたから、僕たちに可能な戦略はそれほどなかったし、そのせいで調子が狂ってしまった」
だがペレスは、状況を考えれば、コンディションを最大限に活かせたと考えている。
「今日のところは、これが僕たちにできる最大限のことだったと思う。さっきも言ったように、もっと多くを求めるのなら、はるかに大きなリスクを犯す必要があった」
「リスタートは、僕にとって最初のスタンディングスタートだったが、あのポジションでのスタートはめちゃくちゃだった。みんな、大きなリスクを犯していて、僕にはかなり難しい状況だった」
ペレスはフリー走行と予選では、ブレーキバランスが原因と思われるトラブルで何度かコースを外れていた。しかし幸いなことに、レース当日はその問題の兆候はなかった。
「マシンについては、エンジン面、ブレーキバランス、シャシーなどたくさんのことを変更したよ」
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです