ルクレール、自らのミスに落胆。限界を求め攻撃的なセットアップを選択も「行き過ぎてしまったみたいだ」

 

 フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1第5戦マイアミGPの予選Q3でクラッシュし、7番手で予選を終えた。これについてルクレールは、セッティングがアグレッシブすぎたのが原因だったと語った。
 2戦連続のポールポジション獲得を目指したルクレールは、予選Q3最初のアタックではターン17でタイヤをロックさせてしまうミスがあった。さらに2度目のアタックではターン6~7でリヤのコントロールを失ってスピン。アウト側のウォールにクラッシュしてしまった。
 ルクレールは、今季のマシン『SF-23』の性能を最大限に引き出すためには、”難しい”セットアップを選択するのがベストだと確信しているが、その方向性は行き過ぎてしまったのかもしれない。
 ルクレールは「僕は自分にとてもがっかりしている」と語った。
「昨日(FP2)と同じコーナーで同じミスをしてしまった。予選は僕のストロングポイントだと思っている。明らかに、より多くのリスクを負っているんだ」
「Q3では10回中9回はそれが報われるけど、この週末は2回もウォールに突っ込んでしまったし、これは僕が望むレベルじゃない」
「こういう週末には、特にQ3でのマネジメントを変えていく必要がある」
「予選では、非常にアグレッシブなセットアップを望んだために、自分自身をも難しい状況に追い込んでしまったと思う。それがクルマから最大限の力を引き出すために必要なセットアップだと分かっていたからね」
「おそらく一歩踏み込みすぎたのだろう。これは週末が終わってから考えることだ」
「追い風が僕たちの弱点であることは分かっている。追い風が吹くと、他のクルマよりも苦しめられる。それでも、僕は非常にトリッキーなクルマを望んでいた。そういう風にクルマを走らせる必要があるからね。そして今日は、それが行き過ぎたんだ」
 予選3番手となったカルロス・サインツJr.も、フェラーリのマシンは特に高速コーナーでのドライビングが難しかったと明かす。
 サインツJr.は、そうしたエリアで挙動を乱した瞬間があったと認め、自分とルクレールがマシンセットアップの面で限界までプッシュしてしたと付け加えた。
「FP3でも高速セクションで挙動を乱した時があった。あの辺りで、クルマは非常にトリッキーだった」
「僕らのクルマはとても繊細で、言ってみれば高速域でとても不安定なんだ。そしてそれが時にミスを生み、今回はそれがアクシデントにつながる」
「でもシャルルも僕も、クルマを限界に近づけるために、クルマをあるべき場所に置くために、できる限りのことをしてきたんだ」
「僕の考えでは、今週末はレッドブル勢の後塵を拝することになるだろう。Q3では、最初の走行でベストラップを出せず、フェルナンド(アロンソ/アストンマーチン)に負けてしまった。だから、そうだね。クルマから最大限を引き出すことに挑戦してみるよ」
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