Q2敗退のハミルトン「渋滞に遭い、タイヤが冷えてしまった」代表は「ミスをした」と嘆く:メルセデス/F1第5戦
2023年F1マイアミGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは13番手でQ2で敗退、ジョージ・ラッセルは6番手だった。
土曜に向けてセットアップ変更を行ったものの、ふたりともマシンバランスに苦しみ続けた。ハミルトンはQ2終盤のアウトラップでトラフィックに遭い、タイヤの準備を整えることができず、トップ10に入れなかった。
チーム代表トト・ウォルフは「Q2でドライバーたちをコース上の最良のポジションに送り出そうとしたものの、ミスを犯した」と述べている。
「ルイスのセクター1を見れば、タイヤの準備ができていなかったことが分かる。それが最終的に彼がQ3に進むチャンスを奪った」
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
FP3 13番手(1分28秒718:ソフトタイヤ/23周)
予選 13番手(Q1=6番手1分27秒846:ソフトタイヤ/Q2=13番手1分27秒975:ソフトタイヤ)
今日は速さがなく苦戦を強いられた。アップダウンが激しいセッションで、マシンが生き生きとしているような良い瞬間も何度かあって、その時には、うまくいくだろうだと思ったんだけどね。
本来ならQ3に進むべきなのに、それができなかったことが悔しい。希望は持っていたんだけど、最後のタイミングが悪かった。最終コーナーでひどいトラフィックに阻まれ、タイヤをちょうどいい状態に入れることができなかったんだ。
全体的に、マシンのバランスに苦労した。全力を尽くしたつもりだが、今日はうまくいかなかった。今は集中して準備し、明日戻ってくるよ。
(予選後の会見で語り)こういうこともある。マシンの感触がさほど悪くもない瞬間もあって、Q3に進めるかもしれないと思っていた。でも(Q2最後のランのために)コースに出て行くと前に7台ぐらいマシンがいた。最終コーナーにたどり着いた時、集団の後ろにつく形になり、ペースを落とさざるを得ず、タイヤの温度が下がってしまった。そのため、アタックラップをスタートした時には、グリップが全くなかった。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
FP3 10番手(1分28秒606:ソフトタイヤ/20周)
予選 6番手(Q1=11番手1分28秒086:ソフトタイヤ/Q2=10番手1分27秒743:ソフトタイヤ/Q3=6番手1分27秒804:ソフトタイヤ)
今週末は、とにかくマシンが機能していない感じだ。バランスに苦労していて、少しバウンシングも出ている。皆が努力しているのに、パフォーマンスにつながらないのは残念だ。グリップが増し、路面が良くなっていくにつれて、僕たちは遅くなっているようなんだ。
他のマシンのペースを見てもわかるように、これは明らかにサーキットとしては異例のことだ。でも結局は、もっといい仕事をする必要があることは間違いない。
予選6番手という結果を誇りに思うつもりはない。僕たちはもっと上を目指しているし、それは可能なはずだ。
FP1ではすべてがスムーズだっただけに、難しい状況ではある。週末が進むにつれて、マシンのフィーリングが悪くなっているんだ。このようなことが起こるのはまれではあるけれど、ここマイアミではうまくいっていない。
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