ハースF1最大の弱点は混戦時のパフォーマンス? マイアミGPで好調も「トラフィックで不安定」とチーム代表
F1第5戦マイアミGPで、ハースは今シーズン初の大型アップデートとして、新型フロアを投入。チーム代表のギュンター・シュタイナーはその効果を認める一方で、トラフィック中の今季マシン『VF-23』の安定性を向上する必要があると考えている。
マイアミGPでは予選Q3で赤旗が出たこともあり、ケビン・マグヌッセンが4番グリットを獲得。ただ、決勝レースのスタートでは出遅れ、フェラーリのシャルル・ルクレールらを相手に奮闘したものの、結果10位でフィニッシュすることとなった。
またチームメイトのニコ・ヒュルケンベルグは、12番グリッドから15位フィニッシュとなり、こちらも後退した。
シュタイナーは新型フロアは、目に見えるフロアエッジ部分ではなく、フロア下面に焦点を当てた変更だと説明し、パフォーマンス改善を認めた。ただ、トラフィックにおけるマシンのパフォーマンスを向上させることがチームの課題であると改めて強調している。
新型フロアについてシュタイナーは次のように語る。
「上手く機能しているようだ」
「ただ、我々はトラフィックでタイヤを消耗しないように、トラフィックでもっとマシンを安定させるためにはどうすれば良いのか、解決策を見つける必要がある」
「ドライバーは他のマシンが我々のマシンほど苦労していないように見えると言っているから、空力部門のスタッフが取り組んでくれることだろう」
そしてシュタイナーは、イモラで行なわれる次戦エミリア・ロマーニャGPに向けて次のように続けた。
「フロントウイング全体ではなく、いくつかのウイングフラップをイモラに持ち込む。アップデートは今後も続くよ」
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