レッドブルF1代表、メキースのアルファタウリ早期加入と引き換えにスタッフがフェラーリに移籍することはないと明言
レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、フェラーリのスポーティングディレクターであるローレン・メキースが年内にアルファタウリに移籍する代わりに、フェラーリがレッドブルの技術スタッフを引き抜くことを了承するのではないかという見方を否定した。
フェラーリF1のチーム代表であるフレデリック・バスールは最近、メキースがアルファタウリに移籍することと、2024年にシニアエンジニアのデイビッド・サンチェスがマクラーレンに移籍することを受け、チーム再編の一環として大規模な採用計画が進行しているところだと言及した。報道によると、フェラーリはレッドブルのエンジニアリングチームの一部主要メンバーに狙いを定めており、そのなかにはテクニカルディレクターのピエール・ワシェや空力責任者のエンリコ・バルボも含まれているという。
レッドブルはふたりをつなぎとめていると見られている。また、チーフテクニカルオフィサーのエイドリアン・ニューウェイについても同様で、彼は最近レッドブルとの契約を更新した。
憶測が飛び交うなかで、レッドブルはフェラーリが欲している技術者を移籍させることで、メキースの早期のリリースを交渉する可能性があるとも言われている。しかしホーナーは、レッドブルとフェラーリの間で“人質”の話は出ていないと否定した。
「いつものように多くの憶測が飛び交っている」とホーナーはマイアミでメディアに語った。
「ローレン・メキースのために人質交換はあるのだろうか? まあ、我々には人質はいないが」
「フェラーリにスタッフが移籍することに関しては、上級もしくは中級職のスタッフについてはまったく予定されていない」
「フェラーリとの関係について言及されたスタッフたちは先週私のところに来て、こうしたうわさの一部に不信感を表明していた」
「しかしこれはF1だ。必然的にそういったことは起こるものだが、我々のチームの上級メンバーがマラネロに入る予定はない」
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