フェラーリ、豪雨で大きな被害を受けたエミリア・ロマーニャ州に約1億5000万円を寄付
スクーデリア・フェラーリは、エミリア・ロマーニャ州のための募金活動に参加し、地域安全および市民保護担当庁に対し100万ユーロ(約1億5000万円)の寄付を行ったことを明らかにした。
今週エミリア・ロマーニャ州は豪雨に襲われ、5月19〜21日に2023年シーズンのF1第6戦として予定されていたエミリア・ロマーニャGPが中止になった。同州では多数の川が氾濫し、町にも浸水被害が出ている。また死者や行方不明者も報告されており、被害は甚大だ。
イモラ・サーキット付近の川でも水位が上がっており、17日(水)には関係者に対しサーキットに近づかないようにとの指示があった。なお翌18日(木)にはピットレーンやインフラを準備していたガレージに戻ることが許可され、来週末のモナコGPに向けた準備が始まったということだ。
フェラーリの発表によると、この寄付金は地域の各機関の調整のもと、今回の洪水で被害を受けた地元住民を支援するために使われるが、特に環境回復と不安定な水分地質の管理のプロジェクトに重点が置かれるという。
フェラーリのCEOを務めるベネデット・ビーニャは今回の寄付について、次のように語った。
「困難な時期において、フェラーリは常に地域社会に寄り添ってきた。深刻な環境災害に見舞われたエミリア・ロマーニャ州の人々の、最も緊急度の高いニーズに対し、我々は具体的かつ迅速に対応したいと考えていた。地元当局のたゆまぬ活動には心から感謝している。彼らの調整によってこの寄付は慰めをもたらし、フェラーリファミリー全体の連帯の印を示すだろう」
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