ハミルトン4位「クラッシュせずに走り切れてよかった。今後アップデートについて学ぶのが楽しみ」メルセデス/F1第7戦
2023年F1モナコGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは4位、ジョージ・ラッセルは5位を獲得した。ミディアムタイヤでスタートしたハミルトンは過度に雨を待ち続けることなくハードタイヤに交換、雨が降った後は、インターミディエイトに換えるタイミングが1周遅かったフェラーリ勢の前に出て、4位を確保した。ハミルトンは、雨が降る前に記録したファステストラップにより、追加の1ポイントも獲得した。
ラッセルはハードタイヤでスタートし、インターミディエイトに交換する1回ストップで走った。しかしラッセルはアウトラップでミスをして、エステバン・オコン(アルピーヌ)とハミルトンの後ろに下がり、さらに、ターン5でコースオフした後、安全な形でコースに復帰しなかったことで、セルジオ・ペレス(レッドブル)と接触。これによりラッセルには5秒のタイムペナルティおよびペナルティポイント2が科された。しかしラッセルは後方に十分なギャップを築いていたため、順位に変動はなかった。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
決勝=4位(78周/78周)
5番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→インターミディエイト
今日の結果に大いに満足している。レースでは順位を上げることができた。それはこのモナコでは簡単な仕事ではないんだ。この週末を迎えた時には、自分たちのポジションがどのあたりなのか、まるで見当がついていなかった。4位と5位でポイントを持ち帰れたのは、チームとして素晴らしい成績だ。苦労を厭わずにこのアップグレードを作ってくれたファクトリーのみんなに、心からの感謝を伝えたい。アップグレードをこの週末に間に合わせるのは、ものすごく大変な仕事だったはずだ。
何とかクラッシュせずに無事にマシンを持ち帰れて良かったよ。このアップグレードがどんなパフォーマンスを示すのか、このモナコで本当のところを知るのは難しかった。路面のバンプが多いし、マシンがすごく硬く感じられてトリッキーなんだ。でも、次のバルセロナは、このパッケージについてさらに学ぶには最高のテストコースだと思う。このマシンがどんな反応をするのか、いまから楽しみにしている。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
決勝=5位(78周/78周)
8番グリッド/タイヤ:ハード→インターミディエイト
自分自身にガッカリしている。ピットストップの後、ルイスとエステバンの前にいたのにミスをしてしまった。それも完全に自分のせいでね。さらに悪いことには、コース上でプッシュすることもできなかった。ブレーキペダルに軽く触れただけで、すぐにロックするような状態だったからだ。あれがなければ、ポディウムに上がれたはずなのに。コースの3分の1はビショ濡れのウエットで、他の部分はほとんどドライだったし、濡れているところで白線を踏むと、まるで氷に乗ったみたいだった。とはいえ、誰もが同じコンディションで走っていたんだけどね。
このサーキットではアップグレードの評価はできない。バルセロナが最初の本格的なテストになるだろうし、どんなパフォーマンスを発揮するのかを確かめるプロセスはエキサイティングだろうね。スペインでどんな結果が待っているにせよ、アップグレードについて学び、そこから前進していくのは興味深い経験になりそうだ。
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