バルセロナのレイアウト変更にF1ドライバーも期待「摩耗が改善され面白くなりそう」「追い抜きやすくなるかも」/F1第8戦
メルセデスのルイス・ハミルトンは、複合シケインが廃止されたバルセロナ-カタロニア・サーキットの新しい構成について「面白くなりそうだ」と述べている。
スペインのF1は長年バルセロナで開催されてきた。2007年以降、コースの最終右コーナーの手前にあるシケインでは、マシンスピードが大幅に落ちるようになっていた。しかし最終コーナーを誰もがほぼ同じスピードで走ることから、この構成によってバルセロナのメインストレートでのオーバーテイクのチャンスが非常に少なくなり、F1のDRSの効果は事実上出ていなかった。
昨年以来、サーキット側は複合コーナーを除去するのに必要な作業に着手した。変更されて高速化したレイアウトについては、FIAによるグレード1の認証が改めて必要だったが、コースは認証を受けることができた。
「僕たちのマシンはあのシケインには合わなかったし、僕も決して好きではなかった」とハミルトンは先週末にモナコで語った。
「ターン12を通過するとフラットになり、おそらく最後の2コーナーは全開だろう。僕たちの首にも優しいだろうし、タイヤの摩耗もましになる。面白くなりそうだ」
フェラーリのシャルル・ルクレールは、今年は左フロントに大きな負荷がかかり、タイヤの摩耗を進めるだろうと予想している。
「レース中ずっと左のフロントが悲鳴を上げるだろうと思う。誰にとっても同じだ」
「セットアップと、左フロントをできる限りかばうという点では、大きな挑戦になると思う。僕たちが持ち込む新パーツがタイヤマネジメントの役に立つことを願っている。バルセロナではそれがメインになると予想しているからね」
マクラーレンのランド・ノリスはルクレールのコメントに同意しており、カタロニア・サーキットではタイヤマネジメントがさらに重要な要素になると予想している。
「もともと右コーナーだったターン12は、すでに左フロントに大きな負担をかけていた。今では2カ所の高速コーナーがある」とノリスは述べた。
「今以上にタイヤマネジメントのレースのようになるかもしれない。今でもマネジメントを多く行うレースなんだ」
「それによって誰もが1ストップか2ストップをするように仕向けられるかもしれない。僕には見当がつかない」
「確かではないけれど、ピットストップがより重要になるかもしれない。様子を見ることになるだろう。でも楽しみにしているよ」
ハースのケビン・マグヌッセンは、新しいレイアウトを経験することに乗り気で、大幅な変更によってレースでのオーバーテイクにプラスの影響が出るだろうと考えている。
「シケインがないオリジナルのレイアウトを試すのはエキサイティングだろう。最後のふたつのコーナーの連続はとても速く、いつも最高に思えた」
「それがオーバーテイクにどう影響するか見てみよう。僕はわずかにオーバーテイクがしやすくなるかもしれないと感じているけれど、時間が経てばわかるだろう」
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです