F1、カナダの記録的な山火事によるグランプリ中止を否定「現時点で、モントリオールの大気の質は良好」
カナダ東部で山火事が相次いでおり、煙により深刻な大気汚染がアメリカのニューヨーク州やジョージア州にまで広がっている。しかしF1は、6月16~18日のモントリオールにおけるF1カナダGPは問題なく開催できると述べた。
カナダは今年の山火事による焼失面積が記録上最大に達するものと予測している。山火事の煙の影響がひどい地域では、健康上の被害も懸念され、飛行機の発着の遅れやイベントの中止も決まっている。
地域によっては大気汚染が世界最悪レベルに達しているとも報告されており、6月半ばのカナダGPがキャンセルされるのではないかとの懸念がささやかれ始めていた。しかし、地元政府当局によると、6月8日の時点で、オタワ、モントリオール、トロントでは、大気の質が大幅に改善されたという。
F1はカナダGPのプロモーターとともに状況を見守っており、現時点ではグランプリは「危険にさらされていない」と述べている。
F1の広報担当者が次のようにコメントしたと、『BBC』など複数のメディアが伝えた。
「すべての関連情報により、現時点でのモントリオールの状況はカナダの他の地域や米国北部とは異なり、リスクは低い状態に保たれていること、モントリオールの大気の質は良好であることが保証されている」
F1関係者は来週前半からカナダに入る予定となっており、F1は安全や健康を確保すべく、今後も状況を注視し、レースプロモーターやカナダ当局との協議を続けていく。
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