マルティン、2021年以来のグランプリ勝利に「感動的」と喜び噛みしめる。勝ちゼロの2022年がスパイスに

 

 MotoGP第7戦ドイツGPで優勝したホルヘ・マルティン(プラマック)は、2021年スティリアGP以来となるグランプリ勝利を噛み締め、「感動的だ」と語った。
 ザクセンリンクで開催されたドイツGPで、マルティンは予選6番手を確保。2日目のスプリントレースではフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)を引き離す逃げの展開で勝利し、決勝レースに向けても自信を示していた。 
 そして迎えた決勝でマルティンは、スプリントレース同様に序盤から先頭に浮上すると多くのライバルを引き離すペースを発揮。バニャイヤとはラストラップに至るまでバトルが続く展開になったが、一騎打ちを0.064秒の僅差で制して、2021年以来の決勝レース優勝を果たした。
 マルティンとしても、今回の勝利は非常に喜ばしいモノだと感じられているという。彼は2022年を未勝利で終えただけではなく、型落ちのマシンを使う他のドゥカティ勢に敗れ、ファクトリーチーム昇格を逃す苦しい1年となったことが、今回の勝利に対するスパイスになっているようだ。
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「ファンタスティックだ。今日の勝利はとても感動的なモノだったよ。僕は去年競争力を保つのにかなり苦しんでいたからね」
 マルティンはそうレース後に語った。
「本当にフラストレーションが溜まっていたんだ。今シーズンは立ち直って、ほとんどの場所で強さを発揮できていたし、表彰台にも何度も上がっていたけど、決勝での勝利だけはまだ逃していた」
「今日はタフなレースだった。ペッコ(バニャイヤの愛称)が昨日(スプリントレース)から素晴らしい前進を果たして、凄く改善してきたんだ」
「ウォームアップからその兆候は見て取れていた。データを見てもセクター2をかなり改善していたんだ」
「僕はスプリントと同じようにやろうとして、小さなギャップを築こうとしていた。でもリヤタイヤにかなり負担をかけてしまっているようだった」
「だから彼に捕まっても、それで終盤に何ができるかを考えた方が良かったんだ」
「彼に追い抜かれたときに戦略を少しだけ変えた。真っ向勝負を目指したんだ。彼も相当プッシュしていて、集中を保ち続けるのも簡単なことじゃなかったけどね」
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