アルファタウリ、F1イギリスGPで大幅アップデート投入。空力効率の向上が大きな狙いに
アルファタウリは、F1イギリスGPでマシンを大幅アップデート。変更されたのはフロアやサスペンション、ディフューザーなど広範囲に及んでいる。
今季序盤から苦戦が続くアルファタウリ。これまでのところ入賞は、角田裕毅がオーストリアGPとアゼルバイジャンGPで10位となったのみであり、コンストラクターズランキングでは最下位となっている。
こうした状況からチームの存続も危ぶまれる事態となったが、レッドブルは最終的に名称を変更しながらもチームを維持することを決定。今後はよりレッドブルとのシナジーを強化していく方針となっている。
2024年に向けた再編成を前に、アルファタウリは今週末のF1イギリスGPでマシンを大幅にアップデートした。チームはFIAに提出した書類で、8つの変更点について説明している。
そのうちの3つは、フロアのデザイン変更に関連するものだ。フロアフェンスの変更やフロアのエッジを持ち上げることで局所的な圧力を下げ、フロア下の気流をシールする効果を高めてダウンフォース増加に繋げているという。
アルファタウリは次のように付け加えている。
「以前のフロアエッジと比較して、新しいジオメトリーはフロアエッジウィングの後方部分を変更し、それに合わせてフロアエッジに切り込みが入っている」
修正されたフェンスや微調整されたジオメトリーとの組み合わせにより、フェンスで分断されたエッジからより強い渦を発生させることができるだろう。
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