フェラーリF1のマシンは「風、コース状況、路面温度」に大きく影響されるとサインツ。イギリスではハードタイヤにも苦戦
カルロス・サインツは、フェラーリのパフォーマンスは依然として風とコースコンディションから大きく影響を受けていると述べている。サーキットによってはそうした状態にさらされるため、チームはこのよく知られた弱点を解決する必要があるという。
サインツとチームメイトのシャルル・ルクレールは、F1第11戦イギリスGPのレース前半ではトップ6に入っていた。しかしマシンのペース不足に阻まれて最終的に後退し、サインツは10位、ルクレールは9位でフィニッシュした。サインツは、苦戦の原因は主にSF-23のトラクション不足に根ざしており、また第2スティントで使用したハードタイヤは状況を悪化させただけだったと語った。
「とても風が強く、マシンを走らせるのがとてもトリッキーだったし、こうしたコンディションで安定させるのはとても難しかった。追い風のなかでトラクションに苦しんでいたのは確かだ」
「パワーを出せなかったし、硬いタイヤのせいでバトルとすべてのことがとても難しくなった」
「それが僕たちの弱点だとわかっているし、どの部分のことかもわかっている。それを風洞で見ているし、マシンにも見ている。走行中も感触でわかっている。だから開発の問題だ」
「少なくとも多少の進歩は遂げた。でもシルバーストンで、僕たちはマシンを改善する必要があるという状況に戻された」
フェラーリは最近SF-23の一貫性の欠如を補うためのアップグレードを投入したものの、チームの主な弱点が、ある種のコースでは“さらされたまま”になることをサインツは懸念している。
「僕たちにとっていいことではない。僕たちのパフォーマンスは風、コースコンディション、路面温度から大きく影響を受けてしまうので、ある週末ではそうしたことにさらされたままになるだろう」
「明らかにタイヤ(デグラデーション)、タイヤのエネルギー、風への感度、マシンの予測が不可能といった点がある。あるラップで僕は他のドライバーより0.3秒から0.4秒速かったけど、それは突風が吹いたからだ。だからこのことに重点を置かなければならない」
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